身体中の血液が下腹部に集中して、急激にのぼりつめる感覚。絶頂。
膣が、びくんびくんと痙攣している。
エクスタシーに達した時だけに生じる反応であることを、私も、貴方も知っている。
私の身体が凪ぐのを見届けると、貴方はそっとディルドを抜き、乳首に取り付けられた器具を外す。
放心状態の私に、貴方はカーテンを閉めながら静かに告げる。
「これからの治療についてお話しすることがあります。お帰りの準備が整ったら、隣の診察室に戻ってください。」
私は思考を停止させたまま、乱れた衣服を整え、ショーツを履いて、隣の診察室に戻る。椅子に座って、貴方が戻って来るのを待つ。
ほどなく、何事もなかったように貴方がやって来る。
「貴女に宿題を出します。来週の診察まで、毎日これで今日の復習をすること。いいですか?貴女は毎日したいと言っていたのですから、できるはずです。」
貴方は私に、黒いビニールに包まれた物を手渡す。
「では、来週の日曜日。同じ時間に来てください。お疲れ様でした。」
私は挨拶もそこそこに診察室を後にする。
帰りのバスで、貴方に渡された袋の中身を覗く。中には、さっき私を狂わせたディルドと液体の入ったボトルが入っている。。。
(続)
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