その日も同じように、たった1人になった家の中で、パソコンの前に座っていた。
右手にマウスを握りながら、部屋着にしているスカートの中に左手を入れる。
クリトリスを弄りながら、前日まで晒されていた女性の独白を探し、見つけ、指の動きを早めていく・・・・。
女は掲示板で、自分を囲む男達の前で告白していた。
男の指の動き、服の脱がされ方、自分がした奉仕、、、、そして男の・・・
そこまで読んだ時、インターフォンの音が鳴った。
無機質なその音は敬子の意識を一瞬で現実に引き戻したが、敬子は2回目のインターフォンの音が鳴るまで動けずにいた。
3度目、4度目の音に急かされるように、敬子はスカートとシャツを整えながら玄関に向かった。
鍵を開けて開いた扉の先に立つ男に、至高の時間を邪魔された事とは別の不快感を心に感じる。
男は見上げるほどの、おそらくは190センチくらいの背丈で、なのに100キロを超えているだろう太った体型だった。
日焼けした皮膚に汗を滲ませ、威圧的に、、、けれど少し卑屈な目の男だった。
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