自宅の玄関に着いた。
すると太郎か、吠える。
中から奥様が、現れた。
「無事帰れた。」って言われた。
「あっ、太郎って大きな野良犬を追っ払いましたよ。
あの迫力は凄い。」って報告しました。
僕が、太郎の頭を撫でて報告しました。
さっきの街の出来事とお土産の骨付き肉を渡した。
「あらぁ、ゆりちゃんを庇ったの?」って奥様も、頭撫でていました。
「あらぁ、いつの間にか太郎ちゃんすっかりあなたに慣れていますよ。
今も、足元に寄り添っている?」って言われた。
本当にじゃれていました。
「〇〇さん早速で悪いんだけども、物置小屋からバーベキューの用具を出してくれますか?」って言われた。
「何処ですか?」って聞いた。
「おそらく物置小屋の奥にあったはずですよ。」って言われた。
そこで太郎のにお願いしてみた。
物置小屋の扉を開けた。
さっきの骨付き肉を鼻の前に出した。
匂いを覚えた頃に、「太郎探せ。」って手を中に指差す。
一応は、棚わけしてある。
奥で、太郎が吠える。
鉄トレー発見した。
また吠える。
串差しセット発見した。
次々に肉の匂いを頼りに吠えた。
さすがに椅子やテーブルは、わからないので僕が、見つけた。
太郎って本当に賢い犬ですよ。
もしかしたら以前に同じような記憶があるのかも知れないなぁ?
しばらくごそごそと物置小屋を探していると、突然太郎が入り口に戻った。
激しく吠える。
そこには、若者男女が、怯えていました。
「太郎ストップ、座れ。」って命令した。
少し興奮している頭を優しく撫でながら、「あなた方は、なんですか?」って聞いた。
「私達は、大家さんのアパートの者です。
お手伝いに来ました。」って言われた。
下から大家さんが、「〇〇さん若者達に階段から下ろす手配を頼む。」って声がしました。
「はいーい、了解でーす。」って答えた。
「すまない、僕が、出した用品を下ろしてくれますか?」って頼んだ。
僕は、太郎をリードを短く持ち階段を降りた。
物置小屋の前廊下には、たくさんの用具を出して若者達に任せた。
太郎と僕はリビングに、戻る。
奥様が、お土産のお肉を茹でて覚ましていました。
「めぼしい用具は、廊下に出して、今若者達が運んでくれてますよ。
ちょっと太郎は、押さえていないと若者達が、危ないし、邪魔になりますのでこちらに避難しました。」って言いました。
「あらぁ、太郎ちゃんまたお手伝いありがとうねぇ。
昔家族のバーベキューのたび長女があなたと同じように仕切ってくれたんですよ。
太郎ちゃんには、ご褒美をあげる。」って言いました。
「〇〇さんこれは、まだまだ熱いんだけども、食べれるかしら?」って言われた。
「ハンマーとか有りますか?」って聞く。
小さいけれども蟹甲羅割りのハンマーで、骨付き肉を少しずつ砕いた。
肉と骨を手で確認して、あまり熱くないモノから太郎の前においてあげた。
太郎は、「アチチ」って感じで少しずつ食べた。
「う~ん、少し冷まさないと無理でしょう?」って言いました。
「ならば味つけ前のお肉は?」って奥様が差し出す。
「う~ん、生肉か?
肉の微生物が、心配なんだけれども?」って考え込んだ。
そこに若者が、途中経過を報告に来た。
「リーダー酒屋さんが、サーバーセットに来ましたけども、どうしますか?」って聞かれた。
更に男子学生が、「電球業者と東電さんも、到着しました。」ってどんどんと段取りが、増える。
まるで学園祭実行委員長の自分を思い出した。
ちょっと待ってね。
太郎をおとなしくさせる。
「どうかしました?」って男子学生が、近づく。
「う~ん、犬って、生肉食べて大丈夫か?
お腹壊さない。」って言いました。
「僕もお家犬は、飼っています。
生肉って与えた経験ありませんよ。
危ないかも知れないでしょう?
茹でて覚ましてから与える方が、まだ安全ですよ。」って同意見だった。
「奥様やはり覚ましてから与える事にしましょうか。
太郎後で、ご褒美あげるからいつものドッグフード少しだけで我慢だ。」ってボールに入れてあげた。
周りの人も、太郎が大家さんの大切な家族なので文句は、言わなかった。
諦めずに、骨付き肉をかじるけれども、「きゃん、きゃん」って泣く。
やはり熱いんだ。
直ぐ水を与えるた。
骨付き肉を隠して、ドッグフードを出した。
太郎は少し不満そうに、隠す骨付き肉を見る。
「ダメ、後で、今はこっちだ。」って顔をボールに導く。
諦めたか?
理解してくれてるか?
おとなしくドッグを食べてくれた。
ここまで、慣れて言うことを聞く太郎は、可愛いね。
「太郎また後でな。」って業者さん達と庭に出た。
数人の若者達の協力して一気に用具は、下ろせた。。
あっという間バーベキューの用具を庭に並べ終えた。
「リーダー次は何手伝いますか?」って、指示待ちです。
いつの間にかリーダーか?
その間業者さん達には、待たす待ってもらった。
若者達を集合させた。
「えーと、これからバーベキューをするんだけども、下ごしらえ組と焼き担当組かなぁ?
経験者の意見を出してください。」って言いました。
女性組は、「下準備組でーす。」
男性組は、「焼き、創作組は、こっちでーす。
半分位に別れた?
「あっ、制作組会場は?
誰かテント組み立てやテーブルセット椅子セットの経験者はいないか?」って言いました。
思いつく事から始めた。
ならば私達にお任せくださいよ。
「登山部です。
遅くなり申し訳ない。」って後ろからまた応援団到着しました。
男子学生は、登山部に任せた。
「えっと、酒屋さんは、彼らのセットしたあのテーブルからセットをお願いします。」って指示する。
「後ポイントに、セットしてください。」って業者に任せた。
「電球のセットって、僕は知らないんだけども、何か?」って反対に聞いた。
「毎回の事ですので、我々に任せてください。」って言ってくれた。
「あってそれじゃあよろしいです。」って指示終わり。
大家さんの広い庭には、たくさんの若者達や業者さんが、集合してそれぞれのバーベキュー用意を始めた。
なんなんだ?
(・_・;?
わからないまま進めてるけれども、何始まるんだ?
「リーダー大家さんご夫婦が、緊急のお呼びです。」って走って来た。
家に急ぎ戻った。
「〇〇さんこのモーニング服に着替えてくださいね。」って言われた。
「えっ('_'?)
なんですか?」って聞いた。
「君が、主役の歓迎会ですよ。
挨拶してもらうよ。」って言われた。
「えっ、そんな盛大なイベントですか
(?_?)」ってびびるし、頭は、混乱です。
そこにゆりさんが、綺麗なドレス姿で到着しました。
「おじ様、おば様招きありがとうございます。」って挨拶していました。
まるで皇太子妃みたいな冠まで頭に乗せています。
「うわぁ、美しい、別人だ(´・∀・)」って思わずぽつりと呟く。
「またまた失礼な人ですね。
このイベントの説明しますよ。
〇〇さん大家さんの食事会って、街や商店街の人近隣アパートって、街全体のお祭りになるのよ。
地域全体的なお祭りですよ。
〇〇さんの歓迎が、地域を動かしたんですよ。
まぁ、私が隣でいろいろ教えるから心配しないでね。
だからあなたのエスコート女性として、おめかしして来ました。
おじ様このドレスでよろしいですか?」って聞いている。
大家さんは、「さすがミス〇〇だ。」って言っていました。
奥様も、「さすがゆりちゃん美しい女性です。
〇〇をよろしいね。」ってさっきから少し意味深な言葉が、ちらほらです。
普段からイベント好きな地域の皆さんは、素早く準備完了しました。
何もわからない僕は、ポカーン。
( ゚д゚)ポカーン
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