助手席で泣いている彼女に、なんて声をかければいいのかわからず、でも僕は彼女の肩を抱きしめ、彼女は僕の腕の中で泣き続けた。
彼女が少し落ち着いてきたので、「少しはすっきりした?」と話かけると、彼女は顔を上げて僕を見つめ「うん、ありがとう」とだけ言った。
僕も彼女の目を見つめると、彼女は視線を逸らすように僕の胸に顔をつけたので、僕は彼女を頭を抱えるようにした。
彼女が顔を上げ、再び僕を見つめると、どちらからでもなく僕と彼女は唇を重ねた。
最初は唇が触れ合う程度のキスだったが、徐々にお互いに歯茎や舌を舐め合うような激しいキスになり、舌を絡め合った。
僕と彼女の唇が離れた時、僕は「いい?」とだけ聞くと、彼女は黙ったまま頷いたので、僕は車を走らせ、道路沿いのホテルに入った。
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