マリは3か月間だけ仕事をして自分の考えでパートを辞めることにした。やはりこのままでは
不倫相手に心を持っていかれそうだというのだ。それで適当なセフレを見つけて性欲の解消に
することにした。ほかの男との関係を逐一私に報告し、私が希望すれば行為の隠し撮りも
すること、そして避妊は確実にすることを前提条件に、マリの自由にセフレを選ぶことを私は許可した。
仕事を辞めることが会社の同僚に知れると、案の定ハヤトからデートの誘いがメールで届いた。
「何でそんなに早く辞めてしまうのか、会社を辞めてもマリに会いたい、もしも本気なら
妻との離婚を考えてもいい、とにかく一度ゆっくり外で会おう」という内容だった。
会社でもハヤトはしきりにマリに視線を投げかけているらしかった。
私は悩んだがマリも一度は会いたいというので、ある物を持ってでかけることを条件に許可した。
それはスパイカメラを仕込んだハンドバッグである。フェイク・ブランドのハンドバッグに通販の
パーツを組み込んだ自作品だったが、これを私はネットオークションで購入した。バッグの模様に
まぎれた小さなレンズ穴を写したいものに向けて、ベッド脇に置くだけで動画が撮影できるのだった。
土曜の午後、マリはシティーホテルのロビーでハヤトと待ち合わせ、予約しておいた部屋に入っていった。
ハヤトには夫の私は今夜出張でいないことにして、翌朝まで二人は自由に過ごす予定だった。
私は自宅でマリの帰宅を待ちながら、今ごろあの男とマアリはあ何をしているのだろうかと
想像しないではいられなかった。
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