疲れ切り力の入らない体を、それでも便器に抱きつくように腰を突き出し続ける女。
男が腰を突き出すたびに、快楽に反応した体は硬直して体力が奪われた。
快楽と疲労は思考を奪い、顔と便器にへばりつく髪の毛の不快感を感じる力すら無くしていく。
木に囲まれた静かで冷たい公衆便所に、薄暗い空間の中に熱い息とぐぐもった嗚咽のような声、そして叩きつけるような肉の音が充満する。
5分、10分、、、それは続き、汗と唾液と愛液の混ざった匂いの真ん中で、男が低く強く叫びながら体を反り、ビクッビクッと痙攣する。
最後の痙攣の後も男は腰を引かず、突き出したまま固まり、ようやく大きく息を吐く。
肩を上下させながら荒い息をはじめ、女の腰から手を離して立ち上がる。
男の汗が滴る先には、手を離しただけで崩れ落ちた女の体が、タイルの床の上で同じように肩で息をしていた。
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