それから数日…
携帯を毎日ソワソワしながら待ってはいたが当たり前ではあるが全く連絡は来ない。
渡してしまった事に後悔をしながら駅構内を歩いていた。
………とある女性に目がとまる。
あの店の店員だった。
誰かと待ち合わせなのだろうか。携帯を触りながら1人で立っている。
少し離れたところで何となく様子を伺っていた私。
数分後。同じ店の別な女性店員が来た。
休みなのだろうか、仲の良い2人で遊びにでも出てきたのだろう。
興味本位でそんな2人の会話が聞こえるぐらいの場所まで近づく。
たわいない話に興じる2人。次第に話題は店の話になっていった。
店員「あっ、あのさ、そういえばさあいついるじゃんあいつ!芋洗!」
店員B「あぁ笑笑 それがどうかしたの??」
最初は全くピンと来てなかったのだがすぐに誰のことかわかった。
店員「いやね、この前さいきなり番号渡されてさ」
店員B「まじ!?笑 最悪じゃん笑笑」
店員「ほんと…最悪。食事でもどうですか?なんて言われて…顔引きつっちゃったよ笑笑」
店員B「いやぁまじ災難。笑 」
店員「気持ち悪くてしょうがないよ笑笑」
……間違いなく私の事だった。ショックのあまりそこからの話は全く聞こえず、ただ呆然で立ち尽くしていた。
時間にしては数分だろう。気がつくと2人は私の視界から消えていた。
ーまぁそうだよな。気持ち悪いよな。ー
冷静に自分の行動を後悔し、
ーあんな事思うよな。会社の女達と一緒だよ。クソっー
次第に女性店員に対し怒りの感情が、湧いてきたのを覚えている。
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