席に戻ってくると、ママがおしぼりを出してくれて、受け取って手を拭いて返して、さあ座ろうとして、あれ?っと思いました。
さっきまでとみんなの座る位置が変わっていたのです。
というか、正確には真由美ちゃんの座る位置が変わっていたのでした。
歌う前までは、真由美ちゃん、私、友子、斎藤さんで座っていましたが、私、友子、真由美ちゃん、斎藤さんの順になっていたのでした。
真由美ちゃんの膝から太ももへとの期待を持った私の欲望は、いともむなしく敗れさり、
女性は友子のみが左隣で、右斜め前にはママが座っている状態でした。
ママ :「お上手ねぇ~~、友子さんもあんなに愛情込めて歌って貰えて、幸せよねぇ~~。」
友子 :「えっ?ええ、照れくさいですけど・・・まあ、・・・ね?」
と私の顔を覗き込みました。
私 :「ママ、また~~ぁ。滅多にない事ですから、今日は大目に見てもらわないと・・・」
ママ :「そうですか、まあ、どんなに仲良くされてもやきもちなんて焼きませんから、
思う存分仲良くして下さいね!ふっふっふっふ。」
友子 :「そんなんじゃありませんよ。(ママに右手で叩く様仕草をみせて)
結婚して30年もたてば空気みたいな存在でね。ねえ、あなた?」
と言い終わった友子の右手が、不意に私の太ももに置かれました。
私 :「(動揺しつつも)ああ、そうだね。でも空気は空気でも、友子は酸素だよ。
私の命を保っていられるのは、目に見えない空気の中でも酸素がないと生きられないからね。感謝しているよ。」
お世辞ではなく本当のことを言って少し照れている自分がいました。
友子 :「本当にそう思っているの?」
私 :「ああ、思っているよ。」
友子 :「ふ~~ん、それはどうも、あ・り・が・と・う!」
そう言い終わった友子の右手がすこし動いて私の太ももを刺激しました。
ママ :「あらあら、それはそれは。ご馳走様でした。」
三人で顔を見合いながら笑いました。
その間、斎藤さんと真由美ちゃんは何か小声で話をしていました。
真由美:「えっ、なになに?」
ママ :「裕ちゃんがさ、友子さんの事、空気の中で最も大事な『酸素』ってお惚気いったのよ!」
真由美:「へ~~え、そうなんだ。でも、裕ちゃんは友子の事本当に愛しているよね?
二人を見ているとそれは感じるよね。そう思いませんか、ママ?」
ママ :「そうね、そうかもね。」
友子 :「いや~~ぁ、どうだかね~~ぇ・・・」
私 :「本当ですよ、『愛しています』(笑いをこらえてる顔になっていた)」
真由美:「ほら~~、友子。」
そう言いながら、友子の左の膝のあたりから太ももにかけての間位で、真由美ちゃんの右手が激しく揺さぶったので、思わずそちらに視線をおとしたら、なんと友子のワンピが捲れて、というよりはボタンが外されていて、左足の内腿近くが見えたことに驚きました。
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