ママ :「真由美ちゃ~~ん。こちら男二人で色気がないのよねぇ~。」
真由美:「はい、ママ?ああ、そうねぇ・・・こちらでご一緒しても大丈夫かなぁ、友子?」
友子 :「えっ、・・・ええ、私は構わないけど、こんなオバチャン相手じゃあちらさんが迷惑なんじゃないかしら・・・?」
真由美:「斎藤さん、こちら奥様の友子さんって言うんだけど、『オバチャンで迷惑じゃないか』って言っているけど、どう?」
斎藤 :「そんな『オバチャン』だなんて、とってもお綺麗でお近づきになりたいと思ってご主人とお話ししていたんですよ!
是非、お願いします。」
真由美:「へ~~っぇ、そう、『お綺麗でお近づきになりたい』んですって、友子。斎藤さんの好みってそうだったっけ?」
斎藤 :「おいおい、真由美ちゃん、からかうのはやめてくれよ!綺麗な人は綺麗な人だろう。ねえ、裕ちゃん?」
私 :「ん?うん。今日の友子は綺麗だよな。」
友子 :「『今日の』ってことは、いつもはどうなのかな?なんかとってつけた様ね。」
私 :「おいおい、俺に当たらないでくれよ・・・ママ助けてよ!」
ママ :「ふっふっふ、そうね、『今日も友子は綺麗だね』か『今日の友子は特別に綺麗だね』が正解かな、ねぇ、友子さん?」
友子 :「はい、ママの言うとおりですよ。ふっふっふ・・・」
真由美:「友子も良いようだから、こっちにおいでよ。飲み物なんかはそのままでいいわ、私がやるから。」
真由美ちゃんにそう言われて、我々男性陣はボックス席に移りました。
友子が真ん中あたりに座っていたので、友子の右隣に私が座りました。
すると続いて私の右隣に斎藤さんが座ろうとしたので、すかさずママがこう言いました。
ママ :「斎藤さん、せっかくだから友子さんの隣に座らせていただいたら?
裕ちゃんだって隣が男じゃ嫌よねぇ?」
私 :「えっ、あ、嫌という訳じゃないけど・・・」
ママ :「友子さんは構わないでしょう?斎藤さんがお隣でも・・・」
友子 :「えっ、は、はい。よろしかったらどうぞ!」
といって左手で隣の席を勧めた友子でした。
その時、あれ?って驚きました。友子のオレンジのワンピースの一番上のボタンが開いていたからでした。
予定では、恥ずかしがっているのを何とか言って、開けさせてみようと思っていたのに、既に開いてしまっていました。
真由美ちゃんの仕業と解るまでにそう時間はかかりませんでした。
真由美ちゃんはSだから、友子を責めているんだなぁ位に思いました。
ママは向かいの丸椅子で、真由美ちゃんは飲み物を持って来て、それぞれの前に置きました。
私 :「真由美ちゃんだけでなく、ママも飲んでくださいよ!」
ママ :「そう、悪いわねぇ・・・でもお祝いだから私も少しだけ・・・
そう、友子さんも薄くすればカシスオレンジ位飲めるんじゃないかしら?」
友子 :「わたしは、お酒は飲めないので・・・」
真由美:「薄くしてあげるから、大丈夫よ!乾杯だけでも、ね?」
友子 :「うん、わかったわ。薄くしてね!」
そう言われてママと真由美ちゃんはカウンターの方に二人そろっていきました。
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