真由美:「○○様~ぁ、大変お待たせいたしました。」
友子 :「(恥ずかしそうに)お待ちどうさま」
私 :「ああ、大丈夫だよ!」
本当は、その場で色々と感想なんかを聞きたかったのですが、店長からのアドバイスで、
ホテルに帰ってから、部屋で聞くことにしました。
私 :「じゃあ、これで失礼します。あっ、プレゼントとか、色々ありがとうございました。」
友子 :「ありがとうございました。」
店長 :「どういたしまして。またこちらの方にお越しの節は、また是非お越しくださいませ。」
真由美:「ありがとうございました。」
お互いに何事もなかったかのような社交辞令のお礼の言葉を発して、お辞儀をしあって、店を後にしました。
ホテルの部屋に帰って、ディナーの予約時間である6時30分までエステの事には触れずに、
ベットの上で少しボーっとしていました。
うとうとしてふと気が付くと、時計の針が6時10分を指しており、友子の姿が見当たりませんでした。
あれ?と思いましたが、洗面所から着替えと化粧を終えた友子が出てきてホッとすると同時に目を見張りました。
いつも家では、Tシャツにデニムの姿しか見たことがなく、
スカートとかは子供の入学・卒業式以来見たことなかったからです。
ピンクと赤の中間ぐらいの濃さのルージュを引いて、アイラインとかその他家ではしたこと無いようなメイクが、
ばっちりされていました。耳にもイヤリングが揺れていました。
自分で言うのも恥ずかしいですが、女優の岡江久美子さんに似ている妻の顔をまじまじと見つめ、
改めて惚れ直してしましました。
髪もいつもは縛っているのに、肩から10センチぐらいまでのやんわりとウェーブが掛かった控えめな茶髪は
大人の女性を感じさせ、オレンジの前開きボタンのワンピースで胸元はVになっており、
首にはパールのネックレスが、足元は白の靴でコーディネートされていました。
惚れ直して見ていいると、
友子:「なに、あなた?そんなにジロジロ見ちゃって・・・」
私 :「えっ、いや~~、あんまり綺麗に決まっているので、ビックリして・・・
惚れ直しちゃったよ、綺麗だよ、友子!」
友子:「なにバカなこと言っているのよ、今更・・・お世辞言っても何も出てこないわよ!」
私 :「お世辞なんかじゃないよ!本当に綺麗だって!とても54才には見えないなぁ・・・」
友子:「どうせ年取ってますよ!」
あっ、そんな会話の途中、思い出してしまいました。
『しまった!』下着の指定をするのを忘れてた!!!
オレンジのワンピースを着ているってことは、もう下着はいつものを着けてしまっているということだ・・・
これからどうやって真っ赤なハーフカップブラと用意してもらったポケット付きのパンティを穿かせるかが大問題でした。
その時ふと施術室でのAさんの言葉がよみがえってきました。
『いいこと、今日はご主人様が言ったことは何でも言う事を聞くんですよ!
そうでないと、お仕置きですからね!わかった!!!』
そうだ、そう言っていた。
友子もなんとなくイエスの返事をしていた記憶があると思いだしました。
※元投稿はこちら >>