「真由美さん、テレホンセックスのお相手は僕じゃなくても、癒される男なら誰でも良かったのですね」醒めたような澄男の言葉に真由美は戸惑った。
「違う、澄男さんだから許せた事も」
「いや、それは。真由美さんはたぶん相手のいないオナニーに満足出来なくなっていたのでしょう。そんな時テレホンセックスを知り、嵌まっていったのですよ」
「傷つけてしまったらごめんなさい。そんなつもりじゃないの」真由美は謝った。同時にテレホンセックスの話を平気でしている自分自身、半年近く続いている澄男との特別な関係で親しみが湧いているのを感じていた。
「僕の前でテレホンセックスして下さい」澄男はじっと真由美を見つめ言った。
「えっ、そんな」
「昼間でも僕たちの使っているサイトなら多くの男性が居ます。僕のスマホを貸しますから電話をかけて下さい」澄男は言うと、鞄からスマホを出し真由美に渡した。
「そんな……困ります」真由美は受け取ったスマホを握りしめた。
「相手が僕じゃなくては駄目なことを見せて下さい、さあ」澄男が言い迫った。真由美は仕方なくいつものサイトに電話をかけた。(お話しする位なら澄男さん以外の男性と話したこともある、大丈夫)酔っているわ、そう思いながらも真由美は自分に言い聞かせた。
自動ガイダンスが「テレホンセックスをご希望の方は~」と話す。番号1を押すと、真由美は澄男を見て言った。「今掛けました。」
「ありがとう。電話が繋がったら相手に従って」
「はい、判りました」
澄男は従順になってくる真由美に興奮した。(抱けるかもしれない。ああすぐに襲いかかりたい衝動だけは我慢しなくては。真由美さんを怖がらせてはいけない)
電話はすぐに繋がった。澄男は、話し始めた真由美の声を聞いていると改めて目の前の人妻が、何度もテレホンセックスで絶頂した女性なのだと思った。
「はい。はい、人妻です」「今は自宅。退屈してます」澄男の視線を意識しながら真由美は会話を進めた。
「えっ、それは、はい、じゃあ」真由美はスマホを持っていない左手で、右側の胸を揉み始めた。
(ああ、澄男の前でおっぱい揉んでいる)真由美は言い様のない興奮を感じていた。
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