「ねえ・・もっとしたい?」
私はジーンズを足首から引き抜きながら、男にそう問いかけた。
男は無言で、私が服を脱ぐ様子を、じっと見詰めている。
その股間は半勃ちの状態で、頭を水平に持ち上げたまま、ピクピクと脈打っている。
脱いだジーンズを、畳んで、近くにあるエアコンの室外機の上に置く。
続いてデニムの上着を脱いで、その上に重ねた。
「もし、まだ抜きたいのなら、手伝ってあげてもいいわよ。」
私のこの言葉を聞いて、男の顔に歓びが溢れた。
私は両腕を上に挙げて、汚れたタンクトップを脱ぎ、それを近くの地面へ捨てた。
男の視線が、ブラと濡れて透き通ったショーツだけになった、私の裸体の上を這い回り始める。
その熱い視線は、私の胸の谷間から始まって、腰の括れ、真っ白な太もも、そして濡れて丸見えになった陰毛の上を通って、私の唇の上で止まった。
「フェラチオ?」
誘うように、濡れた舌で赤い唇をゆっくりと拭ってみせる。
私の舌の動きに目を奪われた男のペニスが、瞬時に跳ね上がった。
「いいわ。そんなにして欲しいなら・・口でしてあげる。」
男がどれ程飢えているのか、知りたくなっていた。
死ぬほど飢えた男が、何回連続で射精するのかを・・。
私はその場に跪くと、顔を上に向けて、口を大きく開いた。
そして、自慢の長い舌を、だらりと顎まで垂らしてみせた。
私の口の虜になった男が、夢中で自分自身を扱きながら、こちらに近づいてくる。
「ズボンを引きずってるわよ。脱いだら。」
私がそう声をかけると、男は焦った手つきでズボンを脱ぎ捨てて、飛びかかるように私に駆け寄った。
そのまま、両腕を伸ばして、下腹で私の頭を抱え込んだ。
男は、私が舌を使い始めると直に、暴走した。
口に含んでいた先端が急激に跳ね上がって、そのまま口内の上側に貼り付いたままになった。
さらに、唇で咥えていた肉茎が、猛烈な勢いで前後し始める。
どうやら・・ものすごく興奮しちゃったみたい。
私は、男が自分から腰を振って、口の中へ射精しようとしているのを感じると、すぐに口を使うのを止めた。
急いで男の股間から顔を離して、素早く立ち上がり、相手から数歩後ずさる。
男に対しての興味が、急速に萎んでいくのがわかった。
「このまま終わらせるつもり?」
「今、口の中へ出そうとしたでしょう?」
男が泣きそうな顔をしている。
よく見ると、逝きかけのペニスから、少量の精液が滴り落ちていた。
(「あら・・可哀想。」)
(「間に合わなかったみたい。」)
未練たらたらのその男は、右手で先端を被いながら、一歩前に進み出て、再び私に近づこうとした。
私は急いで後ろへ逃げた。
「止めて!、大声を上げるわよ。」
どうしようもなくなった男は、仕方なくその場で立ち止まり、両手でそれを包み込んで、惨めな自己処理を始めた。
「残念ね。」
連続3回の射精を済ませた男は、力なくその場にへたり込んでいた。
私は、汚れたショーツをその場に脱ぎ捨てると、ティッシュで肌を拭った。
それから、素肌に直にジーンズを穿く。
全てを出し尽くした男の方は、呆然と、服を着る私の様子を見上げていた。
「もうちょっと、勃てたままなら・・」
「入れさせてあげようと思ったのに。」
男の顔に、一瞬驚いたような表情が浮かび、それはすぐに落胆の表情に変わった。
「ありがとう。」
「とても楽しかったわ。」
「さようなら。」
私は後ろを振り返らずに、そのままそこから歩き去った。
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