余韻に浸るというより意識が朦朧として何も考えられないまま私は座っていた。呼吸は荒く口は半開きのままで端からは涎が垂れそうになっていたが私にはどうすることもできなかった。座ったまま俯いて呼吸を整えようとしたが、下から上がってくるアンモニア臭に私の羞恥心が掻き立てられ、呼吸は静まらなかった。
ふと、空気の動きを感じて顔を上げるとトイレのドアが開き彼が立っていた。私は喜びと恥じらいで更に呼吸が荒くなった。彼は静かに私の前に立った。私は辛うじて口を閉じて体裁を取り繕った。まるで普段の私に戻ろうとしているかのようだったが、私が置かれた状況からみれば、それは何の意味もなかった。私の目の前に立った彼は黙って私を見下ろしていた。無機質。冷淡。蔑み。どれも当てはまるような彼の眼。初めて会った時に私はこの眼に捕らえられた。その後の行為と今日これからの行為が私の頭の中を駆け巡る。その間も彼の眼は私を捕らえて離さない。私はこの眼に犯される、そう思った時、私の敏感になっていた性器は過敏に反応し、私は彼の目の前で絶頂に達した。
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