そして…私達夫婦にとって人生最悪となる『あの日』を迎えてしまった…
8月の最後の日曜日…
私達家族4人と『宮田三枝』とその子供達とで、市内にあるレジャープールへ向かった
三枝が運転する車中は、はしゃぐ子供の声でいっぱいだった…
(まあ、よかったかな…)
眠たい目を擦りながらも、その声に癒やされいた。
が…ふと、隣りに座る妻を見ると…
笑顔の合間に、切な気な‥なんとも言い様のない表情を見せる妻に私は負い目を感じていた。
それもそのはすだ‥私は昨晩も妻を逝かせる事が出来なかった…
これで、親子水泳大会の日から三ヶ月以上 妻を逝かせてあげられてない。
火をつけられるだけ‥つけられて‥燃え尽きる前に終わってしまう
そんな事を十五回以上も繰り返さ
れれば、いくら『あなたが満足してくれればわたしも満足なの…』と言い続けてくれた妻と言えども…
体の芯から疼いて仕方ないのだろう…
情けない気持ちに沈んでいると‥
間もなく車は目的地に到着した。
更衣室に入り着替えを済ませ外で待っていると…
ほんのりと焼けた肌‥スカイブルーの下地に、大きめの白い花の絵が散りばめられたワンピースの水着を纏い、颯爽と更衣室から出てきた妻…
その清楚な出で立ちに見とれていると
後ろから、宮田三枝が…
背も低く丸々と肥えた体、40歳には見えない老けた意地悪そうな顔
全く正反対の二人が友人であるという事が信じられなかった。
天気にも恵まれ、ちびっこプール
流水プールと遊んだ後
混みあっていて芋洗い状態のさざ波ブールへ…
暫くビーチボールで遊んだ後
妻と宮田三枝と子供達は深い方へ‥
私は次男と波打ち際で遊んでいた。
十数分後、宮田三枝と子供達が引き上げてきた…妻と逸れた…との事だった。
私は子供達を宮田三枝に任せ、一人で混み合うプールを捜し回った…
すると、最奥にある監視台の真下 壁際に‥
家族連れやカップルや若者で賑わうプールには不似合いな中年男達…
揃ってランニングのような形の日焼け跡を付けた、むさ苦しい男達の団体が何かを取り囲むようにして集まっていた。
どの顔も醜く加齢し、中には六十歳近い男の姿まであった。
不審に思い近付いてみると…
波に揺られて動く、男達の赤黒く日焼けした身体の隙間から…
見覚えのある色‥柄の‥水着の胸の辺りが目に入った…
そして、大きな波に揺られて出来た赤黒い肌の隙間から、、、俯いて顔を歪める妻が私の目に飛び込んで来た!!
(綾子の身に何かが起きてる!!)と思った私は慌てて助けるべく近付いて行った!!
(まさかこんな所で綾子が痴漢されているのか!?そうだとしたら、あの監視員は何やってんだよ!!チラチラ見てないでどうにかしろよ!!)
真下で行われている異様な光景を見て見ぬ振りをする、監視台に座る男や側に居る従業員に苛立ち覚えながらも…
あの状況で妻が何をされているかは容易に想像出来る中、人込みを掻き分けて進むうちに‥
(綾子があんなに沢山の男達に囲まれて痴漢されてるなんて…)
そんな事を考えると、ムクムクと膨らんで行く自身を感じた。
(マズイ…どうかしてるぞ俺は…)
必死に自身を抑えようとするも、一歩一歩足を進める事に、敏感な部分が水着に擦れる刺激に益々硬くなるのを感じていた。
(くそっ…こんな時に…これは現実なんだぞ!しっかりしろ…)
抑えようとすればするほど、あの『病気』の世界へ意識が移って行こうとしていた。
そして、私の中で僅かに残っていた(早く!助けなければ…)と叫んでいた正常な意識は…
(ちょっとだけ見てみたくないか…?!大丈夫だ!イザとなったら、ここなら簡単に助け出せる…)
と変化して行った。
もう、興奮状態で我を失っていた私は‥妻がどんな事をされているのかを見たい一心で‥
男達に気付かれないよう静かに近付くと‥強烈な腋臭や加齢臭が漂って来る中、覗き込んだ。
すると…俯き‥顔を真っ赤にして弱々しく首を振り、身体を揺さぶるようにして必死に抵抗する妻の姿が見えた!!
(ちょ、直接?!触られているのか!?)
波の上下によって見え隠れする両胸の水着の脇からは…手首の無い毛むくじゃらな腕が延びていた‥
そして、滑らかな膨らみを見せていたはずの水着には‥太い手指の形がくっきりと浮かび上がり蠢いている
その異常な光景に興奮し、海パンの中で自身が脈打つのを感じながら見続けていると…
妻が一瞬『ビクッ!』と身体を震わせ、それと同時に「ハッ!」と驚いたような表情で顔を上げた。
そして、眉間にシワを寄せ唇を噛み締め‥悲しげな表情で妻はゆっくりと顔を伏せた…
(綾子は水中でどんな事をされているんだ!?)
私は水中でどんな事が起きているのか、どうしてもこの目で見たくなり、水中へ潜った…
すると‥男達の身体の隙間から見え隠れする妻の無惨な姿が…
両腕はがっちり掴まれ勃起した肉棒を無理矢理握らされ…
下を見ると辛うじて爪先立ちで支える片方の脚…
もう片方の脚は脹ら脛と太腿にめり込む二本の手で掴まれ‥脇腹に付きそうになる程、、大きく広げられていた…
愛する妻の秘部を覆い隠す為にあるべき筈の水着の部分は…
一本の手によってそれが紐のように見える程、強く引っ張られ‥綺麗に処理された陰毛がはっきり見えた!!
大きく広げられ剥き出しになった尻肉や太腿には、無数の手がその感触を楽しむかのように蠢いている
そして、その両脚の中心には驚愕の光景が始まろうとしていた…!!!
黒い海パンの男が‥ポケットから何やらチューブのような物を取り出すと‥
指にチューブから半透明の軟膏を絞り出して、剥き出しになった妻の秘唇から胎内に突き刺し!!
捏ねくり回し始めた…
信じられない光景に鼓動が更に高まり息苦しくなった私は水中から顔を上げ、男達の身体から見え隠れする妻の様子を見続けた。
すると…時間が経つにつれ、先程迄とは明らかに妻の様子に変化が起きて来た。
先程迄の苦痛に歪む表情から‥何かに上気したように頬を赤らめ、漏れ出る声を必死に抑えるかのように唇を噛み堪えているように見えた。
(ま、まさか!感じているのか…!?
嘘だ、あんな男達に…いや、有り得ない!!)
『妻が他の男で感じてるかもしれない』
そんな姿を『現実』に目撃した私は猛烈に嫉妬した…
妄想の中では‥あれだけ興奮した場面が、いざ現実となると…猛烈に嫉妬した。
更には『感じている』と確信が持てず、『感じる筈がない』と言う思いの方が強く‥『もし本気で感じてたら』などと考える余裕はなかった…
嫉妬から来る怒りが正常な私を呼び戻してくれた。
あの黒岩と同類かと思える容姿の醜い中年男達
妻の最も毛嫌いするタイプの男達だった所為もあり、怯える事はあっても感じる事はないと高を括っていた…
(ちょっと可哀相な事をしたな…今夜は激しく抱いて忘れさせてやるからな…さて、どうやって助けるか…飛び込んで騒ぎ立てるしかないか…)
と…動揺は残るものの、異常な興奮からは覚めつつあった私の中では、『容易に助け出せる』と気持ちに余裕が出来始めたその時…
私の目に信じられない光景が飛び込んで来た!!
唇を噛み締め必死に閉じていた妻の口が一瞬開き、声を漏らしたように見えた…
『まさか!?』と思いよく見ると…
一度開いた唇はもう閉じることはなく…
周囲の騒ぎ声に掻き消されてはいるが、声を上げている事は一目瞭然だった。
(綾子!本当か?!こんな奴らに感じているのか?!)
私の中で、更に猛烈な嫉妬心が込み上げ‥愛する妻に裏切られた気分になった。
(あぁそうか!そんなにコイツらがいいのか!もう助けてやらねえよ!好きにしろ…)
半分やけになって見ていると、妻の胎内に指を埋めていると思われる男が妻の耳元で何か囁いている…
それに対し妻は目を瞑り弱々しく首を振るだけ…
それを見た男は腕を小刻みに激しく揺すった!!!
すると妻は「あぁっ!」と大きな声を上げたような表情になり、それを見た男がピタッと動きを止め‥また耳元で囁くと…
妻はその男の顔をぼんやりと見つめた後、ゆっくりと頷いた。
その光景を(何が起きたんだ?!クソッ!どうにでもなれ!)
完全に頭に血が上り投げ遣りになって見ていると、妻を取り囲む男達の輪が岸へと動き始めた…
『綾子が男達に何処かへ連れて行かれる!』
妻の危機を感じた私はさすがに冷静さを取り戻し、助けようとした時だった…!
「坂井さ~ん!」と呼ぶ声に振り返ると宮田三枝だった…
「奥様見つかりました?」
その問いに
(男達に囲まれて歩く綾子の姿をこの女に見られたら…どんな噂を流されるか分からない…)
と、思い咄嗟に「いえ…まだ…」と答えてしまった…
その後も数分話し掛けられ、その場で足止めされてしまった……
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