8月上旬…
待ちに待ったグァムへの家族旅行の日が来た。
グァムは新婚旅行で来た時に妻が「子供を連れてまた来ようね…」と言っていた場所だった
家族でグァム旅行が妻の夢の一つだった…
夢の実現に妻の笑顔はいつにも増してキラキラ輝いて見えた。
到着してひと休みすると、「泳ぎに行こう」と急かす子供達の声にビーチへ行く事が決まり、水着に着替える事になった。
妻は当たり前のように、数年前に買ったワンピースの水着を持って来ていた
それを見た私が「折角‥グァムに来たんだから…」と提案し
現地の店で買うことにした。
(どうせだから、日本じゃ着れないようなのを…)
と、妻を差し置いて店内を探し回ると…パールホワイトのビキニが目に止まった…
それはシルエットと言い光沢と言い、あの時盗まれた白のランジェリーを彷彿させる物だった。
「これ、いいんじゃないか?!」
私はそれを手に取り急いで妻に見せた
「え~!!こ、これ…?!無理~!」
妻は驚いた表情で応えた
私か選んだ…36歳の主婦にとっては、かなり抵抗がありそうな、紐ブラ・セミハイレグのビキニを門前払いと言った感じで拒絶する妻に
「だってこれ、記念日に買った下着に似てない!?」
私は妻を気遣い、『盗まれた』とは言わずに敢えて‥『記念日』と言う言葉を使った
「ん~そうね…似てると言えば似てるけど…あれは下着!見せる物じゃないから…」
全く聞き入れようとしない妻に
「いいじゃないか…ここはグァムだよグァム‥このくらいみんな当たり前に着てるよ…」
「でも、それは若い娘でしょ…何歳だと思ってるの?!」
私の言葉に間髪入れずに早口で応える妻に
「頼む…頼む…お願い…」
ひたすら頼み込むと
「また、お願い~?!」
「俺だってこないだ綾子のお願い聞いてあげたじゃないか…」
「ん~~そうだけど…こんなの日本じゃ絶対着れないよ…勿体なくない?!」
何かと理由をつけて拒否する妻に
「分かった!!アレの時に着てくれればいいから…」
そう耳元で囁くと
「またぁ…それぇ…」
私からこの言葉が出るとは全く予想していなかったのか、頬を赤らめる妻に
「お願い…お願い…」
もう一度頼み込むと
「わかったぁ…いいよ…」
最後は恥ずかしそうに下を向きながら‥承諾してくれた。
早速、ホテルへ戻り購入した水着に着替えた妻
乳房を包み込む光沢のある生地意外は全て紐のトップ
スキャンティと言ってもおかしくない程、小さく可憐なシルエットのボトム
そんな‥露出の多い水着のはずなのに、そのスレンダーな肢体に可憐な白の光沢が映える様が‥余りにも美し過ぎて私が言葉も出せずに見とれていると…
「ママ~似合うよ…」
一人前の口を聞く長男の言葉に
「ありがと…」
照れくさそうに笑う妻だった…
そして、ビーチへと繰り出すと…
はしゃぐ子供達とは対称的に、最初は恥ずかしがって上着を羽織ったままパラソルの下に座り、一向に動こうとしない妻だったが…
子供達に引っ張られて遊んでいるうちに徐々に慣れて来たようで、二日目からは上着を脱いで楽しそうに子供達と遊ぶ姿か見られるようになった。
そんなグァム旅行から帰国すると
「あの子達も飽きないわよね‥毎日毎日、ビーチに連れ出されて…日焼け止めちゃんと塗ったのに…びっくりする位‥日焼けしちゃった…」と‥ほんのり焼けた肌にクッキリと浮き出る、真っ白い小さな水着の痕跡を恥ずかしそうに見せながらぼやく妻だった…
そんな妻の姿にドギマギしながらも笑ってごまかした
何歳になっても、私にとっては申し分のない妻と同じ時間を過ごせる幸福感に包まれていた。
そう…あの日までは…
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