私の妻は『坂井 綾子』36歳
淑やかで清楚な雰囲気の容姿
同じ『綾子』という名前がそのイメージを連想させるのか、アナウンサーの加藤綾子に似ているとよく言われる妻…
確かに、朝のテレビでよく目にする彼女を見ると、顔や全体のシルエット共に…『似ている…』と思う時がある
惚気になるが…その顔立ちは、夫である私から見ても美人の部類に入ると思う
妻との出逢いは…アルバイトで塾の講師をしていた私が大学生の時、そこへ女子高に通う高二の妻が入塾して来た。
一目惚れだった…
日々強くなる妻への思いに何度も告白を考えたが、それまで女性経験も無く、お世辞にも『イケメン』とは言えない容姿の私に、そんな勇気もなく月日は流れ…
無事、大学に合格し塾へ最後の挨拶を終えて帰ろうとする妻の姿に『もう二度と会えないかもしれない…』と焦り、塾を出た妻に思い切って声を掛けたのが始まりだった‥
当時の妻は私を『先生』としてしか見てなかったらしく、最初は義理で食事等に付き合ってくれたようだった…
そして、私の突然の告白に二週間悩んだ妻からOKの返事
そこから、奇跡的にも妻との交際が始まった。
妻は私が初めての男だった…
私は妻の肉体に溺れた…会う度に何度も妻を抱いた…何度射精しても、肉棒をきつく締め付けてくる妻の蜜壺に私はあっという間に果ててしまっていた…
それは結婚後も変わらず‥何度抱いてもまた抱きたくなる
そんな妻の肉体に私はのめり込んでいた…
そんな私に対して…
控え目で生真面目な性格の妻は、セックスに対しても奥手で…
結婚後も…毎度毎度、生娘のようにじっと行為が終わるのを待つだけたった…
私のふがいなさも手伝い「こいつ不感症なのか?」と思わせることも頻繁にあった…
しかし、一人目二人目と子供を産む度に‥硬い蕾が花開くように蜜壺は柔らかく解れ…
それが結婚当所には無かった『いつまでも肉棒にねっとりと絡み付いてくる感触』を生み出し、私に痺れるような快感を与えてくれる蜜壺になっていった。
そして、その変化と共に驚くほど感度が上がり始め、今ではセックスとなると結婚当初とは別人のように感じてくれるようになり…
私のような短小早濡でも一回の行為で何度も逝く、声を押し殺すように淑やかに乱れる妻の姿に‥私は堪らなくなるのだが…
余りの感じ様に時折不安になり 行為の最中に「そんなに感じて…綾子は…誰にされても感じちゃうんじゃないか?」と問い掛けると…
「そんなこと…ある訳ないわ…あなただけ…あなただけを愛してるの…愛してもいない人に抱かれて…感じるなんて…絶対にない…」
途切れ途切れの声で応える妻に愛しさを感じながらも、心のどこかに「もしも…」と言う不安は拭えない自分がいた。
そんな私達夫婦だが、子宝にも恵まれ幸福な日々を過ごしていた。
が、しかし…
見るからに大人しそうに見える事からか、痴漢やストーカー的被害に遭い易く
被害に遭っても抵抗出来ずにじっと堪えてしまうタイプで、これまで何度も嫌な思いをしてきた妻だったが…
二年前、その嫌な思いが続いた土地から私達家族はここへ引っ越して来た…
この土地へ移り住んで三ヶ月が経過した頃…
小学生の長男‥佑樹が同じマンションに住む同級生に誘われたらしく「スイミングに通いたい」と言い出した。
それに対し高校までスイミングクラブに通っていた経験のある妻は大賛成で…
私も、そのスイミングクラブが私たちの住むマンションのすぐ近くにあるという環境に、反対する理由もなく
月日が流れて…
長男の通うクラブも参加する毎年恒例の、この地域のスイミングクラブ合同親子水泳大会が行われると言う話が来た。
カナヅチの私は「俺は泳げないから…」と妻に頼むと
「え~!だって…ここに*※参加される方は必ず競泳水着とキャップを着用してください※*って書いてあるよ…この年になって…ちょっと恥ずかしいよ…
それに…みんなお父さんが出るって言ってたし…」
困惑顔の妻に「頼むよ…綾子だって俺が溺れて恥をかくところを見たくないだろ…」
と続けると
「でも…、この為だけに水着だって買わなきゃいけないんだよ…安くないんだよ…旅行だって行くんだし…もったいない…」
「それなら、昔着てた水着を着ればいいじゃないか…捨ててはないんだろ…」
「あるけど…高校生の時のだよ!背は変わらないけど…
お尻の大きさとか全然違うんだよ…着れるわけないでしょ…」
しつこく食い下がる妻に
「頼むよ…お願いだから…旅行の時に何でも買ってやるから…お願い…」
夏休みに予定しているグァム旅行の買い物を約束し、頭を下げる私に根負けしたのか…
「もう…絶対だからね!じゃあ、我慢してあの水着を着るから………着れるかなぁ…………………
もうっ!!旅行に行ったらビックリする物買わせてやるぅ!」
と、最後には茶目っ気たっぷりの笑顔を見せ、どうにか受けてくれた妻…
その笑顔に安堵し幸せな気分に浸っていた私だったが…
※※※『もしあの時…俺が引き受けていれば…』※※※
今となっては悔やんでも悔やみきれない思いで、胸が張り裂けそうになる
そして、5月中旬 親子水泳大会当日…
市の総合スポーツセンターにある屋内プール
更衣室に向かう妻と長男と別れ、私は四歳になる次男を連れて観覧席へ…
短水路だが10コースまであり、プールサイドは広く立派な観覧席がある館内を見回すと…
(すごいな…まるで小学校の運動会だなあ…)
メインスタンドとなるスタート台側の観覧席前列寄りは、出場する子供の姿を撮影しようと、カメラの三脚を立て陣取る家族連れでびっしり埋まっており、スタート台の体面にあたるプールサイドにはズラリと並べられたテーブルと椅子‥
そこには各クラブの代表者や協賛会社や市議会議員等
来賓客の名前が貼り出されていた。
私は混みあうスタート台側の観覧席を避け、サイド側の観覧席に座った。
暫くすると…
アナウンスが流れ‥ぞろぞろとプールサイドに現れる数十組の親子
観覧席に座る私はその中から妻と息子の姿を探すと…
息子を盾にして我が身を隠すかのようにプールサイドに現れた妻…
後ろから息子の両肩に手を置き、何か話しかけているが、緊張しているのか恥ずかしのか…
その笑顔がどこか硬い
列が出来始めたスタート台側のプールサイドに向かい、歩く妻と息子
観覧席からの次男の呼び掛けに全く気付く様子のない妻…
気付いた長男に教えられ、こちらに手を振る妻だったが…やはり、その笑顔はぎこちなく…困惑顔で私に視線を向けてながら、私達の前を通り過ぎようとしている
濃紺の競泳水着を纏った身長168㌢のスレンダーな肢体
セミロンクの髪を一つに纏め露になったうなじ
華奢な体つきが、よりその存在を目立たせてしまうCカップの乳房
その華奢な上半身とは相反して、艶かしい曲線を描く括れ
その年齢に見合わないシルエットの‥こんもりと半球のように突き出た尻
腰の高い位置まで切れ込む水着が、その長さをよりいっそう際立たせる綺麗な脚
見慣れているはずのその肢体に、気が付くと前を膨らませていた私だったが…
ふと、他の参加者達を見回すと…
妻の言っていた通り
子供に付き添う親の約八割は父親だった
後に聞いた話によると、妻以外の女性は全てどこかのクラブに子供と共に在籍している母親達との事だった。
しかも、その母親達は全員当たり前のように、スパッツタイプの水着を着ており
更にその半数以上が、見るからにダイエットの為にスイミングをやっているようなスタイルの40を越えた主婦‥という雰囲気の女性達だった…
(な、なんだよ…オバチャンばかりじゃないか………………………………えっ!?そうなると……男の視線が綾子に…それは…困るな…)
密かに他の母親達の水着姿を楽しもうとしていた私の目論みは、あっさりと崩れてしまい、がっかりすると同時に…
一瞬にして、憂鬱な気分になってしまった…
目を離しているうちに妻は、既に私の前を通り過ぎていた…
その後ろ姿を追うと……
相変わらず息子を盾にするように歩いていたが…頻りに水着の食い込みを直す仕草が目に付き、その動向を追うと…
(ええっ!!?これは小さ過ぎるだろ…)
高校生の時に着ていたと言う競泳水着は、二人の子供を産み36歳になった妻の尻には余りにも小さ過ぎた…
深くめり込む鋭角なV字が高い段差を作り、はみ出す白い尻肉を際立たせてしまっている
(綾子のこんな姿を他の男に見られるなんて…………………………ん?…他の男!?)
私は改めて会場を見渡した…
(いつの間に?!な、なんでだ…?)
参加している殆どが父親と言うことは、観覧席に居る大人は母親=女性が殆どのはずなのに…
母親らしき女性と子供やその祖父母らしきグループが大多数を占める中
誰かと会話する事もなく、男性一人だけでポツンと観覧席に座る姿がやけに目に付いた。
(どういう事だ…確かに、この会場に入る時‥受付などはなかったが…
家族でも親戚でもない人間にとっては、こんなの観戦しても何の面白味もないはずだ…
もし、友人だとしら‥一人っきりで見に来るか?…あの男達はなんの為に…)
普通の亭主ならこんな大袈裟に考える人など居ないだろう…
しかし、以前住んでいた土地で私達夫婦が体験した『気味の悪い男達』の存在に怒り怯え、心の休まる暇のなかった私は…心が疲れていた…いや、病んでいたと言った方が正しいかもしれない…
その『気味の悪い男達』とは…
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