真人は翌朝、貴雄の家から通学した。貴雄に、
「来週金曜だよな、おばさん一人になるのは」
「あ、あぁ。そうだよ。うまくいくといいな。」
そして翌週金曜の朝を迎えた。学校が終わり、真人はまっすぐ貴雄の家に向かった。
すると、美沙子の車が止まっていた。時計は4時少し過ぎたころを指していた。
インターホンを鳴らすと、美沙子が返事した。
真人はCDを返しにきたと話をし、中に入れてもらった。
玄関を開けると、美沙子が
「ちょうどよかった。真人くんに聞きたいことあったから」
真人はなんだろう、と考えながら美沙子の案内されたソファに座った。となりに美沙子が座ると、美沙子は恥ずかしそうに話始めた。
「あのね...あの...私のね....ブ、ブラジャーが2つなくなったんだけど、真人くん..持っていった?違うよね、たまたまだよね、真人くんがうちにきた日に2つともなくなっていたから、もしかして、と思ったんだけど..」真人はやはり気づいたか、と思いながらも、正直に話した。
「ごめんなさい、おばさん。僕が盗みました。ごめんなさい」
真人の言葉に美沙子はやはり、という気持ちとどうして?という気持ちが入り交じり、真人に問いかけた。
「どうして?どうしてとったの?」美沙子は困惑した表情で話すと
「おばさんが好きだから..でもなかなかおばさんに気持ちが伝わらなくて、つい...」
美沙子は真人の言葉に反応してしまった。今までも真人からの告白はあったが、家族が家にいたこともあり、あえて強く断っていた。しかし、今は美沙子と真人の二人しかいない。そのことを想像するだけで美沙子は感じてしまいそうだった。
美沙子は夫の孝彦とは10年以上関係がなかった。女として見られることはなく、母としての存在意義しかなかった。だから真人からの告白は美沙子にとっては嬉しく、真人に対しても見方が段々息子の友人から男として見てしまうようになっていた。
「わかったわ。でも盗んじゃだめなのはわかるわよね。だからこれからはやめてね。今回は二人のないしょ話にしてあげるから。」
「すみません、もうしません、でも...」
「なに?話して」
「今日だけでいいので、いや一回だけでいいので、僕の気持ちを受け止めてください」
「えっ?!でもそれは...」「おばさんを抱き締めたいんです。それだけでいいので...」
美沙子は必死に懇願する真人に押されるように、
「じゃあ一回だけね、はい」
美沙子は真人を抱き寄せた。真人も美沙子を抱き締めた。
あぁ、美沙子さん、いい香り、あぁ、美沙子さん..
真人の手は背中をさするように動き、肩から背中全体をなめるように指先を辿らせた。
美沙子は抱き締めながらも、真人の指先に感じてしまっていた。
真人は指先でブラウスの上からブラジャーの感触を確かめた。そして優しく髪を撫で、耳をさわり始め、今度は耳を舐めた。美沙子は思わず体が反応してしまい、ビクッ、と小さく痙攣した。
「も、もういいでしょ、真人くん...うぅんっ....んっ.....だ、だめ...」
美沙子はもう真人の術中にはまっていた。
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