あくる朝目が覚めると、トイレにいくため、下に降りると、美沙子も紗香も孝彦もいなかった。テーブルの上には二人分の朝食が置いてあった。貴雄を起こし、朝食を食べた真人は貴雄から話しかけられた。
「お前のおかあさん、仕事何時までだっけ?」
「うーん、だいたい6時くらいに帰ってくるかな、時々早かったり遅かったりするけど、なんで?」
「いや、実はさ、おばさんにまた会いたいからいついけばいいかなと思って。」
真人は貴雄が母、香澄に好意を抱いていたのは知っていたので、
「それなら適当に理由つけていけよ、聞かれたら話合わせとくから。」
「わりいな、そうしようかな。じゃあ明日行くよ、6時すぎにな。お前はどうする?」
「俺もお前のおかあさんにあいにいこうかな。でもおじさんが帰ってくるかな」
「来週ならなんか出張っていってたから、来週なら大丈夫だよ、おかんの帰りは確か4時だったから学校終わっていけば大丈夫だよ。あ、姉貴はどうだったかな、 姉貴は来週の金曜から旅行にいくから、金曜がいいかな。」そんな話しをしながらお互いに計画を進める二人だった。
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