眠い…。
昨晩は久々に旦那とSEXをして、寝不足からアクビが止まらない。今日は仕事に身が入らない。
里美がコンドームの訪問販売のアルバイトをはじめて一ヶ月、相変わらず門前払いがメインの営業が続いたが、営業トークも上手くなったのか、徐々に売り上げも上がってきた。
新しい新築に見える一軒家のインターフォンを、アクビを堪えて押す。愛想の良さそうな女性の声が返ってきて、一通り主旨を伝えると、珍しく中に通してくれた。玄関の扉を開けるとアロマの香りが漂ってきた。
女性は40台半ばだろうか、品のある明るい奥様。という感じで、里美の話をニコニコ笑顔で聞いてくれた。玄関の上り戸に手書きで“アロママッサージ”と書かれたウェルカムボードが目に入った。
「アロママッサージされてるんですか?」
「そうなんです。表からは分からなかったでしょう?親しいお客様限定で細々としてますので」
“旦那さんは会社の社長か重役で、奥さんは趣味と実益を兼ねて自宅でアロママッサージしてるんだぁ”
里美は勝手に勘ぐったが、奥さんの振舞いや口調から、誰が見てもその印象は感じられる。
「そのコンドーム。けっこう使いますので幾らか頂こうかしら…」
この奥さんの口からは、予想外の言葉に少々驚いたが、やる気のない眠い日に出会った優しい奥様。しかも今日一発目の訪問からの成果。
「そうそう。お客様にも勧めましょうか?サンプル頂けたら、代わりにお客様が来るまでの間、マッサージして差し上げますよ」
里美は益々喜んで、お客様の提案を受けた。“今日の成果は充分挙がったから、このまま帰社してもいいかも?”
「では、まずシャワーを浴びて頂こうかしら。で、この下着にきが着替えてね」
里美は奥さんから紙パンツを受け取り、シャワー室に向かった。まだ汗をかく程歩き回ってなかったが、昨日の旦那とのSEXの余韻を消すように、秘部を丁寧に洗い、紙パンツを履いて一緒に受け取ったガウンを纏ってシャワー室を出た。
「あのぉ、こんなに良くして頂いて、いいんでしょうか?」
「いいのよ。後でお客様が一組来るけど、それまでは暇だし、あなたも疲れているでしょ?さぁ、ガウンを脱いで横になって」
“一組?友達同士で来るのかなぁ?でも、なんて良い人なんだろう”
里美は感謝感激で即されるままガウンを脱ぎ、紙パンツ一枚になり、ベッドに横たわった。
「やっぱり若いからキレイな肌ねぇ」
「ありがとうございます。それほどでもないです」
こんな奥様に誉められると、お世辞でも嬉しい。施術が始まり、ミント系のアロマオイルが垂らされ、優しい手つきでマッサージされると、炊かれたアロマの香りと寝不足から、気持ち良さを味わうことなく眠ってしまった。
…ピンポーン
インターフォンの音で里美は目を覚ました。施術はまだ続いていた。
「あら。お客様が来られたみたい。そのまま待っててね」
「すいません。寝てしまって」
「やっぱり疲れてるのね。もうちょっとだから、そのままね」
里美は夢見心地の中、なんとか言葉を発した。
“あ~ぁ、気持ちいい。まだやってくれるのかなぁ?”
玄関の方で話し声が聞こえる。さっきの奥さんが別の女性と話している。男の声も話に加わる。話し声がだんだん近づいて施術室のドアが開いた。
同時に、いつの間にか紙パンツが脱がされているのに気づく。オイルまみれの全裸の身体が3人の男女に晒された。
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