(3)
公園の公衆トイレ……。それも男子トイレの個室で、ドアを開けたまま裕子はオナニーをしていた。身に着けているのは、黒いストッキングとそれを吊っている黒いガーターベルト、それに黒いローヒールのみ。ドアのフックには、脱いだロングコートが掛けられている。
「あぁん! 気持ちいい!」
素肌を薄桃色に染め、熱い息をハアハアと吐き、垂れ乳と陰毛ボサボサの淫唇を慰める裕子。その裕子の耳に、近付いてくる足音が聞こえた。
「えっ!」
営業途中のサラリーマンか……。背広姿でアタッシュケースを持った若い男が、裕子の痴態を目にして一瞬固まった。裕子は、オナニーを続けながら、物欲しそうな目で男を見る。
「驚かせて、ご免なさい。でも……。こんな私を見て、興奮してくれるなら。それだけでも、嬉しいの」
ハアハアと熱い息を吐きながら、縋るように訴えた裕子。リアクションに困り狼狽える男の腕を掴み、強引に引き摺り込んだ。
左腕で男を抱き寄せた裕子は、右手でズボンの上から淫茎を触る。男も満更ではないのか、裕子の手による愛撫で淫茎を硬くする。
「嬉しいわ。私みたいな女に触られて、勃起してくれるなんて。あなたも触って」
裕子の垂れ乳に手をやるが、未だ躊躇している男。
「触ってよ。私を、女として玩んでよ」
「い……、いいんですか?」
恐る恐る訊いた男が、裕子の頷きを確認して垂れ乳を鷲掴みにする。アタッシュケースを放したもう片方の手で、淫唇を弄くり始める。
「もっと、乱暴にしていいわよ。そう……。あぁん! 気持ちいい!」
淫らな快感に身を任せようというのか……。裕子は、崩れるように男に凭れ掛かり、その肩に顔を埋める。
「もっと奥まで……、指を入れて。乳首……、強くつまんでみて。もっと……よ。あぁん! そうよ。素敵……」
男にリクエストを出しながら、裕子は更なる快感を求める。それでも、ズボンの上から淫茎を愛撫する手を止めることはない。
崩れるように跪いた裕子が、ファスナーを下げて男の淫茎を引っ張り出した。
「ああ……。これが、欲しかったのよ」
硬くなっている淫茎に、裕子は頬擦りをしてみせる。
※元投稿はこちら >>