二人で宏美さんの家に向かう。
肩を抱きしめ大丈夫だよ。とか励ましながら歩いた。
住んでる所からさほど離れていなかった宏美さんの家。
けっこう立派な家の構えだった…。駐車場には立派な車もあり金持ちだったんだな。
少しびびりながら、宏美さんは持ってた鍵で開けようとさしこもうとしても入らない…。
えっ?と二人で目を合わせる。
もしかしたら家の鍵が取り替えられてる?
言葉にはしなかったが宏美さんもそんな事が頭をよぎったかもしれない。
笑い声が家の中から聞こえてくる。
庭に周りこっそり家の中を覗くと、30前後の女性がエプロンつけて中年の男性と中高生の女性…つまりは夫と二人の娘
が、談笑していた。
一緒にいるのは家政婦を頼んだのか、浮気相手の女性か…。
宏美さんの帰りを心配そうに待っている感じでもなかった。
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