俺は仮名で文章を書いているが満江だけは実名なのである。
それはこの文章を読んだ方の目にあの義姉が触れるだけで何故か興奮するのであるからである。
翌朝起きるともう布団には満江の姿がなかった、よほど俺は心地よい眠りをしていたと思う。
下に降りるとすでに朝食の用意がしてあり満江は洗濯を干しているのが窓から伺えた。
10月にもなるとこの田舎では肌寒い、サッシの窓は露で濡れていた。
暫らくすると満江は勝手口から入って俺に声をかけた
「おはよう、今 味噌汁温めるわ」
夕べ何事もなかったように平然とふるまっていた。
「今日お母さんを迎いに行くけど一緒に行ってくれる」
俺は快く了解した、朝食後午後まで満江と畑をいじいながらまるで夫婦気取りで俺はいた。
その会話の中で少し気になる話をポツリとした。
姪の旦那がちょくちょく顔をだすらしい、むろん義母の家に来るとは自然であるが・・・。
嫁ぎ先と車で20分ぐらいである、農家の次男坊で35歳、なかなかハンサムで満江お気に入りの婿である。
その婿が満江の畑仕事を軽トラで来て手伝うらしい。
俺の思い過ごしなのだと思うがそんなに畑があるでもない、もしかして・・・
よくある話、嫁の母に手をだす婿 よくビデオのネタに使われる。
満江は若い男も手を出したいと思うほどの肉体である・・というのは俺が思うだけかもしれない。
なんだ、ただのケツの大きいおばちゃんか・・と思うかもしれない。
それならばいい 俺は勝手にそんな事思い巡らした。
しかし逆に義母と婿の不倫となると穏やかでない俺があった。
妄想の中で描いたシナリオ、情けない自分がそこにあった。
「どうしたの」満江の声でハッとした。
俺はボ~としていた、その声で我に返った。
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