いつの間にか気を失っていた
天井を見上げたまま、自分の体をゆっくりと認識する
右足は膝を曲げ、左足は伸ばしたまま大股を開いている
両手も、まるで直前まで抱かれ喘いだかのように左右に伸ばしている
胸の谷間に、左の頬から首筋にかけて、精液がこびりつき乾いている
股間はもう・・・
またまだ呆けた意識の中、ゆっくりと思い出していく
また私は暴力のような・・・拷問のような快楽に屈してしまった
快楽の波に揉まれながら、祐司のチンポを何度も褒め称えた
気が狂いそうな快楽に屈し、射精を願い精液を懇願した
何度も
何度も何度も
私は・・・私の体は・・・
渦巻く感情に涙がこぼれた
嗚咽を抑えられず、自分の体を抱き締めながら泣いた
カーテンの開いた窓の外が暗闇だとようやく気付き、私は体をベットから引き剥がす
フラフラと廊下を歩き、全裸のまま浴室に入る
熱いシャワーを全身に浴び、ようやく体の感覚が戻りはじめるのと同時に・・・身体中にこびりつき乾いていた精液が、シャワーのお湯を吸い、また匂いを放ち始める
浴室内は、すぐに精液の臭いが充満した
私は私がした事をさらに強く思いだし、また泣いた
忌まわしい言葉が脳裏に充満していく
おまえはいんらんなんだよ
ごういんにやられないといけないまぞなんだよ
べんきになるのきもちいいだろ
おかされたらきもちいいだろ
ちがう、違う、チガウ
なんども、口に出すほど強く思い込んでも、浴室の匂いがそれを否定してくる
精液の臭いがアレを思い出させる
私は自分の股間が濡れているのに気付き、泣きながら人差し指で・・・
立ったまま、膝をガクガク振るわせながら、私は違うと呟きながら、淫乱だと確信しながら絶頂し座り込む
チャイムが聞こえる
二度、三度、、、
急かされる気分で浴室から出て、体を拭きはじめた時、玄関の扉の鍵があく音がした
廊下をドスドスと、無遠慮に自己中に、まるで性格そのままの歩きかたで進む足音
それが誰かは、私は知っている
鍵はおそらく、財布の中の現金と一緒に、私の鞄を漁って見つけたのだろう
私はまた股間が濡れ始めるのを感じながら、バスタオルが床に落ちたのも気に止めず廊下に出る
床にひざまづき、ズボンのベルトを外し、パンツを引き下げ、口の中でたっぷりと唾液をつけた舌を、またタマに優しく擦り付けていった
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