不快な匂いを嗅がされ、急に意識を戻された感じで、私は
目覚めました。
「コレを飲んで下さい。」
小さな紙コップ差し出されました。
私の身体を支えて、痩せた女性がひどく事務的に言って
きます。液体を嘔吐しそうになりながら、何とか飲み込むと
痩せているにもかかわらず、その女性は私の右腕を肩に
掛け、ヒョイと持ち上げて、
「お時間です。シャワーを浴びて頂きます。」
と言ってきました。
私は彼女に支えられながら部屋から連れ出され、浴室に
連れて行かれました。
女性は私を椅子に座らせると、自ら服を脱ぎ、シャワーの
お湯を私にかけ始めました。
手にかかるお湯は程よいのに、身体にかかるお湯は酷く
熱く感じます。
「あ・・・熱い・・・」
私の訴えも彼女には届きません。
髪の毛から顔、そして全身くまなく洗われ、そして
「もうご自分で立てますね?こちらに・・・」
感情の全く感じられない口調で彼女は言い、私は多少
フラツキながらも立ち上がり、脱衣所に向かいました。
彼女は私の身体をタオルで拭き、洗面台の前に座らせると
ヘアセットからメイクまでしてくれて、
「こちらにどうぞ。」
そう言うと、私を先導しながら隣の部屋に連れて行きました。
部屋には横長のテーブルしか無く、その上には私の服と
カバンが置かれ、
「身支度の前にコレをお飲み下さい。」
そう言って、先ほど飲まされた液体の入った小さな紙コップ
を私に差し出してきました。
「あの・・・・これは?」
私の問いに、彼女は
「中和剤と思って下さい。飲まれないとここから帰れません。」
冷静な口調の中に、強制感が滲み出ています・・・。
私は言われた通りに、その苦い液体を一気に飲み干し
ました。
身支度が済む頃には、ソレまでの感覚がウソのように消え、
それと同時に、身体が重く感じるほどの疲労感が
襲って来ました。
彼女に連れられ、私は出口のドアまで行くと、黒服の男が
無言でドアを開きます。男の前を通り過ぎ、私達はエレベータ
に乗り込みました。
エレベーターの中で、私は色々質問がありましたが、彼女に
問うたところで、きっと何も答えてくれない気がして、
エレベーターが地下1階に着くまで黙っているしかありません
でした。
地下1階に着くと彼女は、私だけを降ろし、深々と頭を下げ
ながら、
「お疲れ様でした。」
と一言だけいうと、扉を閉じてしまいました。私は一人
取り残され、ただ呆然と立ち尽くしています。すると車の
エンジンが掛かる音がし、MKの運転する外車が私の
横で止まりました。
MKは最初の時とは違い、運転席から降りると後部席の
ドアを開き
「どうぞ。」
と言って来たのです。その対応に私は驚き、
「え・・・なに?・・・どう言う事?」
「詳細は送りながらお話します。お乗り下さい。」
私はMKの変貌ぶりに、強い違和感を感じながらも彼が
開いた後部席に身体を滑り込ませると、車は走り出し
マンションを後にしました。
車を走られながらMKは、
「カバンの中をご覧下さい。」
と言って来て、私は言われた通りカバンの中を覗き込み
ました。すると白い封筒が直ぐに目に付き、
「これは・・・?」
「今回の報酬です。ご確認を。」
中を見ると紙幣が数枚入っているのが見えます。
「これから2~30分ほどで貴女様のご自宅の近くまで
お送りします。人目の無い所で降ろしますので、そこ
からは徒歩でご帰宅下さい。」
「貴女様って・・・・」
「リン様は、ゲストとして認められたのです。ゲストの方
には失礼があってはならないと、キツク言いつかった
おります。」
私はMKの様な怖い物知らずの狂犬に、従順な首輪を
着けてしまう倶楽部の影響力をまざまざと見せつけられ、
その力の強力さに恐怖感を覚えました。
「失礼ですが、スマホには少しプログラムを書き換えさせて
頂きました。こちらからのメールはパスワードを入力しない
と開けない様になっています。そして開いた後は自動で
消去されます。メールの内容はしっかり読んで下さい。
パスワードは(○○○○)です。」
「私からの連絡は?」
「それは出来ません。私の番号も消去してあります。
メールの内容に対してのみ返答が可能です。閉じる
前に必ずReメールを送って下さい。内容に対して
大丈夫なら(Y)、ダメなら(N)とだけ打って返信して
ください。」
「返信しなかった時は?」
「貴女のゲストとしての資格が失われ、2度とメールは
届きません。気を付けて下さい。」
「送ってもらった画像はどうなったの?」
「ファイルに保存されています。本来は消去するのですが
私からお願いして残してもらいました。これもロックされて
います。開くには先ほどのパスワードの入力が必要です。」
「じゃぁ、あの画像は私とアナタだけが?」
「いえ、私のはすでに消去済みです。リン様が
もっている画像だけです。」
それだけ話すと、MKは何も言わなくなり、私も聞くことが
無くなってしまいました。
高級外車の中は凄く静かで、僅かに走るタイヤの音だけが
聞えてきます。その静寂の中、私は疲労からかウトウトと
し始めてしまっていました。
「着きました」
MKのその声に目を覚まし、私は慌てて車を降りました。
MKの運転する車は直ぐに発進し、路地を曲がると見えなく
なってしまいました。腕時計は夕方の4時半を指しています。
周りを見るとそこは近所の神社だと判りました。自宅まで
歩いて10分と掛からない場所です。
私はひとりトボトボと歩きながら今日の事を思い出して
いました。
まるで白昼夢のようでもあり、生々しい現実感もあり、
凄く不思議な感覚です。
そしてまた連絡があったら、私はまたあの世界に行くの
だろうか・・・・連絡を返さなければ資格を失い、連絡も
無くなるとMKは言っていた。それはたぶん本当だと
思う・・・つまり終わらせたければ連絡をしなければ良い。
でも・・・きっと・・・私は・・・・・・。
私は一度だけ、私用と重なり(N)の返事をしましたが、
それ以外は倶楽部のゲストとして参加し続けました。
殆どが月に1度~2ヶ月に1度のペースです。
倶楽部のゲストになってから、夫との性生活は徐々に
失われ、半年も経つと完全に無くなってしまいました・・・。
夫の性の対象は、私からネットの動画に移行し、
SEXよりもオナニーの方が満足感が得られるように
なってしまったようです。事実、
ゴミ箱からは黒いビニール袋に入ったオナニーグッズを
何度も目にするようになり、最初こそ何とも言えない
寂しさを感じていましたが、風俗にハマルよりは・・・と
思い直して見て見ぬ振りを続けています。
倶楽部での行為は徐々にエスカレートしていきました。
最初こそメンバーが替わるだけで、内容自体は変わり
ませんでしたが、少しずつマニア度を深めていき・・・
白い全身タイツのような物を着せられたり、
オッパイが飛び出す、カップレスのスポーツブラの
ような物を着けさせられたり・・・
その時々のメンバーの要求に応えて行く形式になって
いるようです。
そしてゲストとして1年が過ぎようとしたある日、
長の男性から
「ご主人との関係は良好ですかな?」
と聞かれ、
「それはどういう意味においてでしょうか?」
「もちろん性生活の事ですよ。」
「それは・・・もう・・・ありません。」
「そうですか。復活する兆しもありませんか?」
「・・・・・たぶん。」
「では、オプションも可能と考えてよろしいですかな?」
「オプション・・・?」
「メンバーからの要望が多数寄せられていまして・・・
もちろんルールに則った範囲でですよ。」
「どんな事でしょう?」
「それはまた後日連絡致しますよ。」
後日、連絡が入りました。それは指定したエステに行き、
下の毛を脱毛する・・・という内容でした。
(Y)の返事を確認した時点で料金は支払済みなので
お金は必要ない。と明記されています。
私はドンドン落ちて行く自分を感じながらも(Y)の返事を
返してしまうのでした・・・。
それからの倶楽部での行為は、ルールギリギリの激しい
行為に発展していきました。
カップレスのスポーツブラを着けさせられ、飛び出した
乳輪に搾乳機のような器具を取り付けると、ただでさえ
大きな乳輪が透明な器具の中で吸引されていきます・・・。
吸引器を付けられたまま、私は男性達の男根を両手で
手慰し、口に頬張り、秘部に受け入れていきます・・・。
吸引の痛みの中で、私は絶頂し続け、男根は入れ
替わっていきます。一通り入れ替わると吸引器が取り
外されました。
私の乳輪は卑猥な形に膨れ上がり、ジーンっと痺れた
ような感覚が乳輪から乳房全体に広がって行きます。
そして、その痺れが収まるにつれ、今度は痛がゆい
ような・・・むず痒いような感覚が襲ってきたのです。
その変化を見計らったかのように、男性達は私の
乳房を弄び始めました。
思い思いに私の乳房を弄ぶ男性達・・・揉み上げ・・
舐め上げ・・・吸い出され・・・むず痒い快感と共に、
私は絶頂し続け、オ○○コからは夥しい淫液を
溢れさせてしまうのです・・・。
そのオ○○コにも吸引器具が付けられ、陰唇から内壁に
かけて、吸い出されていきます・・・。
そして吸引されたオ○○コは、ふっくりと膨らんでしまい、
グロテスクに変形してしまった私の秘部に男根が
代わる代わる挿入されていきます・・・。
「これは良い!柔らかいモノに包まれているようだ~」
「いやいや、柔らかい上に、締まりもナカナカですぞ!」
そんな感想を口々に発しながら、メンバーの男性達は
私の中に熱い精液を次々に注いで行きます。
そして私も、強烈な快感の中で、地獄か天国か区別の
付かない絶頂に身を委ねてしまうのです・・・。
でも、ルールは絶対のようで、それが例えメンバーで
あっても例外は無く、一度だけエキサイトしたメンバーが
私の乳房に針を刺そうとして、即座に黒服の男性に連れ
出された事がありました。
参加する度にマニア度を増していく倶楽部のプレイに私の
気持ちは少しずつ躊躇するようになっていきました。
(今ならまだ、間に合うかもしれない・・・普通の生活に
戻れるのは今しかないかも・・・・簡単な事。返信
しなければ済むのだから・・・いえ、そこまでしなくても
(N)の返信だけでもしておけば・・・・)
ですが、悪魔的な快楽を知ってしまった私の身体は
(N)の返信を拒絶してしまい、参加希望の(Y)を
返信し続けてしまうのです・・・。
そしてある日の倶楽部に参加したときの事。
いつもの様に、例の物を吸わされて気分良くなった私を
痩せた女性が私をメンバーの前で裸にしました。
それはいつもの余り変わらない事でした。でもその後が
違っていたのです。
私の前に小さな丸椅子が用意され、その座面からゴムか
シリコンで出来た大きな男根が生えていたのです。
私は直ぐに、その意向を理解しました。コレを使って
自慰をしろと・・・つまりメンバーの前でオナニーショーを
始めろ・・・と言う事を・・・。
私は椅子から生えた男根を舐め回し、口に頬張り、
厭らしい音を立ててフェラを始めました。すると
「ほほほっ、何も言わなくても始めましたぞ」
「貞操そうな顔をしているのに、なんて厭らしい女性
なんだろうね~」
「いやいやぁ~、りんさんはそこが良いのでしょう?
そんな素振りを見せないのに、いざとなればこの醜態
ですから」
「ホンに、やらしいお人やね~。気に入りましたわ」
メンバーの男性は口々に思った事を言い始めました。
私はすっかり唾液で濡れそぼった男根の上に跨がり、
オ○○コにその男根を挿入し始めました。
(ふっ・・太い・・それに・・固くて・・・大きい・・・・・)
股関節が広げられる様な感覚の中で、私はその男根を
挿入しきってしまうのでした・・・。
「ほほほっ、コレは凄い。全部飲み込んでしまいましたぞ」
「それに見なはれ、あの恍惚感に満ちたお顔を」
「あぁ、じゃがまだ足りないと見える。どれ、もう少し
飛んでもらおうかの」
そう言うと、一人のメンバーが私に近付き、例の物をまた
吸わせ始めました。
男根からの強烈な快感・・・興奮した私は息も荒くなっていま
した。その荒い息使いの中で例の物を吸わされたのです。
吸う度に強烈な快感が脳髄にまで走り抜けていきます。
いつもなら傍観している痩せた女性が慌てて私に走り寄り、
口に咥えたその例の物を取り上げてしまいました。
それと同時に、いつもなら幸せな気分に成るはずが、
その時は何故か悲しい気分になって・・・それはドンドン
増していきます・・・。
まるで世界中の悲しみが私の中に入って来るような
感覚・・・私は腰を動かし続け、快感を貪りながらも、
シクシクと泣き始めてしまったのです。
強烈な快感と悲しみを同時に味わっている様な・・・
とっても不思議な気分です。でも悲しみは消えません。
シクシクと泣きながらも腰を動かし続ける私を見て、
メンバーの男性達にも火が点いてしまったようで、
わらわらと私に群がると、私を椅子から引きずり下ろす
様に放し、泣き続ける私を陵辱し始めたのです。
男根を口に押し込まれ、乳房を搾るように揉まれ・・
オ○○コには荒々しく男根が挿入されていきます。
それは生きながらハゲタカの群れに身体を啄まれていく
ような感覚・・・私は絶対的な快感と絶望にも似た
悲しみの中で、徐々に記憶が薄れていくのでした・・・。
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