エピローグ〔※官能小説ではないです〕
千晴さんと変わるようにシャワーを浴びた俺。
シャワーを浴びているうちにボーッとしていた頭がだんだんクリアになってきた。
射精した後ということもあり、冷静になると、とてつもない罪悪感が襲ってきた。
俺がしたことは許されることなのか?
何しろ幸せな家庭を築いている女性を強引に誘い生々しい関係を持ってしまったのだ。
気まずい状態でシャワーを出ると千晴さんは俺を待っていてくれた。
濡れた髪も乾かし、化粧も終えており、俺の目の前には、
良き妻であり、良き母であり、抱く前の仕事帰りの「神尾千晴」に戻っていた。
何を話そうか考えていると千晴さんが口を開いた。
「不思議ね。何時間も抱き合っていたような気がするけど一時間ちょっとしか経ってないのね。」
「今日は久しぶりに疲れたわ。もう腰がだるくて痛いの。」
そう言いながら微笑んだ。
「俺、勢いでやった感じですけど、よかったんですかね?」
「うーん。分からないけど。何か今日は運命を感じたわね。」
「運命?」
「うん。こうなることが分かって、死んだお父さん宛に手紙を出したのかもね。」
それは二週間ほど前に千晴さんから来た手紙だった。
千晴さんは親父が死んだことを知っていながら、
あえて日本に帰ってきた近況を知らせる手紙を出してきていた。
意味が分からない俺に千晴さんは続けた。
「今日、高校生のあなたに何回もいかされて分かった。やっぱり相性がいいって。」
「ひょっとして、昔、あなたのお父さんと初めてしてたら本当に運命変わったかもね。」
そう言ってもらえてどこか心がスッキリした。
「ありがとうございます。親父も喜んでるかもしれないです。」
そう言うとホテルを出て千晴さんと別れた。
親父の初恋の人とSEX。
ちょっと異常かもしれないけど俺たちは繋がってしまった。
結局、親父の想いを晴らすためなのか、単に俺の性欲なのか、
俺の中で結論が出なかった。
千晴さんとはもう会わないかもしれないが、もし再会したらどうなるのか?
俺は色んなことを考えながら夜の繁華街を歩き出した。
― 完 ―
長々と拙い文章ですみませんでした。
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