「おはようございます」
佳子は変わらず出勤してきた。斉藤が疲れた様子なのを見て声をかけた
「斉藤さん、寝不足ですか?お疲れのようですけど、大丈夫ですか?」
あくびをしながら
「そうなんですよ。ちょっと飲み過ぎたみたいで、二日酔いなんです。」
こめかみを押さえていた。
「それと夕べのままなので、キッチンとバスルーム掃除お願いします。」
怠そうに書斎に行った。
リビング、ダイニング、キッチン全てに皿やコップが散乱していた。どんちゃん騒ぎでもしたのか?やっと家政婦らしい仕事ができる!と張り切って片付けた。
佳子がテキパキ働く様子を映すモニターを眺めていた斉藤。寝不足なのは佳子の事を考えてたからなどと言えるわけが無い。どう伝えるかを悩んでいたはずが…いつの間にか佳子がメイド服姿のまま自分の上で激しく悶える想像をしてしまったのだ。何を考えてんだ…俺…疲れてんだな…。
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