「見てみろよ!あの女、杖まで喰らいつたぞ。ちゃんとゴムつけて、ズブズブ腰振ってるよ。あんなに奥まで入るんだな。すげぇや。エロいよりグロいな、コレ。」
山口はすっかり夢中だ。
「こんなもんエロおやじの愛人ででも試せよな。こんな色ぼけ女の姿なんか見たか無いって…。」斉藤はビールを飲み干し冷蔵庫に向かった。廊下に出ると奥の部屋から女の喘ぎ声が聞こえ、またもウンザリした。
ビールと料理を持って書斎に戻ると、山口はティッシュを抱えている。
「お前は若いなぁ~」
山口を見ないように、書斎の机に座った斉藤。
「腰のクネクネしてんのがヤバいって。おっぱいの揺れ具合もいい角度だしなぁ~」
息を荒らして興奮する山口。
「トイレ行ってこい!お前のなんて、もっと見たくないわ!!」
斉藤が吐き捨てるように言う。
「分かってるって!もう少し見たらトイレ行くさー」
モニターから離れない山口に呆れる斉藤。
「よし!トイレ」
一目散にトイレに行った山口。モニターには、激しく絡み合う男女の姿。
「任務終了か」
斉藤は、モニターの電源を切った。
この色ぼけ女は、健康器具の開発と試作という名目の契約社員。
まさにうちの会社の商品と愛人となる契約なのだ。あの部屋で思うままに器具を使ってもらい、あとで感想などを聞く。
しかし、気持ちが高ぶった場合は…本人たちのプライベートとしてセックスしても構わない。
あくまでも個人の責任となるので、金銭も発生せず売春にはあたらない!と役員たちが言っていた。
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