「これ意味あんのか?」
斉藤はモニターを見るのを避けるように本棚の裏に立って言った。
「確かにな、すでに開発された玩具だし。こんなのモニター募集でよかったかもな…いや大丈夫。さすが色ぼけ女だそ!」
山口がモニターを食い入るように見始めた。
「お前も好きだなぁ」
呆れて言った斉藤はモニターを見ようとしない。
「ちゃんと介護用品も使ってんだよ。ベッドを絶妙な角度にして杖と手すりでオモチャ固定したよ。あのバイト、口をあんぐり開けっ放しで見てるだけだぞ。」
感心したように山口は腕組みしてモニターを眺める。
モニターには、介護用品に囲まれオモチャで逝きまくる色ぼけ女。口を開けっ放しで立っているバイトの男が映し出されている。
何か言われたのか、男が新たな介護用品を手に取り色ぼけ女の体制を変える。隠しカメラだけ設置してあるので音声は聞くことができないのだ。
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