人妻熟女 官能小説

旅行の間
弟に抱かれて種付けされながら
頭の中でブチブチと壊れていく自分
妻を辞め
母親を辞め

彼と生きる

彼の子を育てる

それだけ･･･ただそれだけ




旅行から帰ると
いつもどうりに振る舞う

しばらくして、夜中迎えに行くよって言ってくれた


私は鞄ひとつ持って
寝室を出た

玄関に向かう

私はもう戻れない
ここを去る


｢ママ？｣

振り向く

私の娘がいる

もういらない

いらない

いらない

いらない

いらない

夕貴も舞もいらない

舞が近寄る

邪魔するな･･･私は去る

｢ママ？お出掛け？｣

｢･････｣

｢舞も行く｣

｢うるさい｣

｢ママ？｣

｢うるさいんだよ、クソガキ｣

｢ママ？｣

私は舞に背中を向けて
ドアを開けた
こちらから先に行けば

もう戻れない

｢ママ、どこ行くの？｣

舞が私の服をつかむ


邪魔するな

邪魔するな

邪魔するな

｢ママ、行かないで｣

｢うるさい･･｣

｢ママ･･･｣

舞が泣き出す
もう娘の気持ちなど考えられない

｢ママ･･･ママ････｣

｢うるさい！うるさいっ！｣

｢っ！｣

舞の口を掴んだ
ジタバタしたのでひっぱたくとおとなしくなった

車が一台やってきた

御山くん･･･私の弟


すぐに車に飛び乗って口づけを交わす

｢ママ！｣

娘の言葉は聞こえない
｢薫！待て！｣
もうなにも聞こえない

車が走り出す

もう戻れない

もう二度と･･･戻らない



数年後

駆け落ちしてすぐに妊娠した。
御山君との間に子供が生まれた
元気な男の子

近親相姦して生まれた子

体にもなんの障害もなくもうすぐ小学校に入る


名前は陽太

とってもかわいい男の子


弟との子

不倫して駆け落ちしたけど

因果応報なんて無かった

なんにも無かった

御山くん･･･
夫と二人で小さなパン屋を開いて

ひっそりと暮らす日々
こんなに満たされた幸せな時間

夕貴は与えてくれなかった
夕貴といるよりも一分一秒が幸福


｢お母さん、パン食べたいよ｣

｢うん、待っててね｣
陽太が私の袖と夫の袖をつかむ

｢お父さんもパン食べよ｣

｢おー、食べる食べる｣

彼はとってもいい旦那さんになってくれた
今でも夜は熱く愛し合う

夕貴や舞といた時よりも幸せ

陽太が寝かしつけた
二人でソファに座り晩酌
｢姉さんさー｣

｢まだ姉さんって呼ぶね｣

｢はは､､｣

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