「はっ、、、はっ、、、はっ、、はっ、、あ、、、」
御山くんが私の上に乗って夢中になって腰をふっている
私は押し寄せる快感の間に変な考えが沸いてしまった
御山くん・・・弟・・・かも?
そんな事ない
ありえない
きっとさっきの話も偶然だよ
でも・・・御山君がもし弟だったらって考えたら
背徳感がさらに強くなって胸がきつく絞まる
息ができないくらい
そして、いままで以上に愛しく感じてしまうのだ
夕貴なんか捨ててでもこの子と一緒にいたい
「せん、、、ぱ、、、っ、、」
「ん、、きてっ!、、」
「っく、、、」
力尽きて私の胸に顔をうずめる御山くん
もう寝ずにやってしまった
夜中の3時
御山くんはもう動けないようだ
私は彼の頭を優しく撫でて抱き締めた
「・・・ね」
「ん?」
「きもちよかったね」
「うん、、きもちぃ」
翌日、ヘトヘトになって帰宅した
夕貴はまだ帰ってきていない
どうしようかな
御山くんと・・・・
もし、弟だったら
別れなきゃ・・いけないよね
姉弟で不倫なんて
地獄行きでも済まない大罪じゃない
膣内に残る彼の精液を感じながら
私はずっと悩んでしまった
その日の夕方に夕貴が帰宅した
「おかえり!」
「ただいまー」
夕貴が抱き締めてくれる
「お仕事お疲れさま」
「うん、薫、ありがと」
「ご飯食べよっか?今作るね」
「うん、サンキュ♪」
唐揚げをつくってあげよっと
冷蔵庫のチルドルームから鶏肉をとりだした
その時、急に吐き気に襲われて流し台に吐いてしまった
「か、薫?」
「あ・・・だいじょぶ」
「ま、まさか?」
「分かんない、、、」
妊娠・・・した?
「よ、よし!病院に行こう?」
「あ、、え、、」
なんで・・・・このタイミングなんだろう
御山くんが、もし弟だったら、、、
弟の子供を妊娠した事になる・・・・
病院で診察してもらった
お医者さまはにっこり笑った
「おめでとうございます」
私の胸の奥が混沌としだした
嬉しさも不安もなにもかもごちゃまぜの状態
夕貴と御山くんは血液型も同じ
危険日に・・・二人に中に出された
きっとバレない・・・
私はもう二度と戻れない
どんどんドロ沼に落ちていっている
「薫・・・産んでくれる?」
「う、うん」
「あぁ、、、やった、、、俺の子供ができるだ、、」
夕貴が涙を流して抱き締めてくれた
仕事・・・もうできないのか
子育て・・・大丈夫かな
夕貴の子供なら・・・嬉しい
御山くんとの子供・・・だったら?
ゾクゾクっと背筋が震えた
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