夕貴が御山くんを気に入ってたまに家に飲みに誘うようになった
あー、バレたらどうしよう・・・・
いや、大丈夫なんだろうけど
・・・やっぱり来てほしくない
夕貴と御山君が乾杯をして肩を組み合っている
なんだかすごく胸が痛くなる
「はい、おつまみー」
「薫、さんきゅ」
ほっぺたにキスされた
はぁ、、、夕貴ったら、、
「先輩と旦那さんラブラブですねー」
「だろー?御山君も薫に手出すなよー♪」
「人妻に手出すなんて最低な事しませんよ!俺は年上のおねーさん好きですけど大丈夫っすよ」
にっこり笑う
あー、、、、ぶん殴りたい!、、、
私は軽い食事を作る
パスタならすぐできる
「先輩、手伝いますよ」
「え?、、、あー、じゃあツナ缶開けて」
「はーい」
カウンター式のシステムキッチン
夕貴は向こうでテレビを見ている
こいつ、、、
手伝うどころか邪魔しやがる、、、、
「せんぱい、朝出したのまだここにある?、、」
「あるけど、、、」
下腹部をすりすり触ってくる
旦那が近くにいるってのに、、、こいつは、、、
そして運悪く、今日はミニスカートはいてる
夕貴が私のミニスカート姿にハマってしまったようで
マイクロミニやらタイトなのからふわふわのまで
あー、男ってばか!本当ににバカだ、、、
下腹部をさわりつつだんだんと下がり・・スカートの中へ、、
スイッチ・・・入る、、、やだ、、、バレちゃう、、、
なんとか理性が辞めろとささやく
「御山君、野菜切って?」
「いっ、、、はいっ、、」
御山君の大事なところをつかんでにらむ
さすがにこれで引いてくれた
「こぇぇ、、、」
「あ?」
包丁を向けて笑うと完全に黙った
よしよし、、、
料理を運ぶ
こたつはまだ片付けていない
「薫の料理はうまいぞぉ」
「わー、いただきます、、」
御山君はやっぱり子供だなぁ・・・かわいい、、
「先輩、おいしいです、、」
「ん、、よかった」
こたつの中で手をにぎってくる
恋人つなぎっぽく手を重ね合わせたり
人差し指の先っぽをちょんちょんとくっつけ合ったり
夕貴、ごめん・・・
この子も愛しいの・・・
そういえば
御山くんは22歳
前に聞いた弟の年齢とおなじか
どんな子なのかなぁ
こんなアホじゃなくて誠実ないい子になってるといいなぁ
会ってみたいとは・・・特に思わない
急な話だったからなぁ・・・・
「薫、いいワインあったよね?開けよっか?」
「あ、うん、、」
御山君と手をはなした
愛する男が二人
私は罪を犯してる
いつか報いを受けなければいけない
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