白いロングカーディガンとレザーのロングブーツ、ニーソックス
「へへ、、ちょっと若作りしすぎかなぁ」
「あー、俺だけの姫様だぁ、、」
「きゃ、、」
夕貴がお姫様だっこしてくれた
やっぱり私の王子さまは夕貴だけだ
御山君の事は頭からきれいさっぱりいなくなる
手を繋いで歩く
髪を垂らすとすごく幼く見えてしまうから
服とバランスを合わせるのが大変
やっぱり目をひくのは美男美女カップルだからかな
夕貴はすごくかっこいいしなぁ
私は・・・自信ないけど褒められる事多いし
「なんか最近、薫が女の子らしくなってきて嬉しいよ」
ちょっとドキッとしてしまう
それは・・・たぶん
「ゆ、夕貴がさ・・子供諦めたから・・そのぶん私が女の子になって癒してあげたいなぁって思ったの」
「そっか、、へへ、、」
御山君のせい・・・
近所の居酒屋で乾杯してから料理を食べる
たまには外食もいいなぁ
夕貴が食事を食べながらすりすりと私の太ももをさわってくる
「へへ、、俺の姫の脚は国宝級だ」
「酔ってるの?へんたい、、」
「俺もえろ親父だなぁ、、」
楽しいし安心する、、
「先輩?」
あれ、、御山くん・・・
こちらに手をふる
「え?なんで?」
「一人で飲みに来たんすよ、あ、旦那さん、こんばんわ♪」
ニコッと笑って夕貴におじぎをした
愛想振り撒くのは得意なのよねぇ、この子
まぁ・・近所だしね
こういう事もあるよね
「御山君だっけ?一緒に飲もう?おいで」
「まじっすか?、、ご一緒します」
本当に子供っぽいやつ、、
すべての仕草が私の母性本能をくすぐる
かわいいなぁ・・・
待てよ・・・この状況、普通に考えたらマズイよね
浮気相手と旦那
二人そろってる
御山君、私服の私をチラ見もせずに旦那と話している
車の話で盛り上がってるみたいだ
・・・・・ちょっとくらい私を見てくれたっていいんじゃないの?
夕貴が結構酔っぱらいだした
携帯で友達を呼ぶと言い出した
あー、もう、酔うとこうなるのよね・・・
しばらくして夕貴の友達が何人か来た
「奥さん、こんばんわ、、」
「あ、どうも、お久しぶりです」
全員ニヤニヤしちゃってる
あー、、なんか恥ずかしい、、
ミニスカートはかなきゃよかった
「俺の姫に手、出すなよ」
夕貴に抱き締められた
私は軽くキスしてあげた
「くっそ、、幼馴染みとかずりぃ!」
ブーブー言い出す友人たち
夕貴がため息をつく
「御山くん!薫を家まで送ってやってくれ!こいつらうるせぇしな」
え・・・!?
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