会社の会議室で会議の準備
一年に何度かこうやって社員全員の意見を聞くために会議をする
この会社は大企業ではないが支社も何社かあるしこれからどんどん延びていくんだろうな
若い社員の意見は何よりの宝物だ
社長がよく言う言葉
凝り固まった思考はいらないし時代が変われば物差しも変わる
いつまでも一尺二寸、一里二里で計れない、時代が変わればセンチメートル、キロメートル
国が変わればヤード
まぁ、そんなもんだろう・・・
変わる・・かぁ
私も変わっちゃったなぁ
御山君に惹かれすぎないようにしなきゃな
うまく、関係を終わらせるように・・・
「先輩っ♪」
「笑うより手伝え」
「はーい」
相変わらず女子社員に囲まれてるなぁ
・・・・私、だけだよね?
今のところは・・・
他の女の子とも寝てるのかな?
それを考えた瞬間イラッとしてしまう
あー、ダメだ・・・ダメだ、私
そろそろ会議が始まる
「あー、浅野さん、悪いけど機器の操作を御山くんに教えてあげてくれない?」
「あ、はい・・」
御山君にまた指導しないといけないのか・・・
会議室正面に大きなマジックミラーがある
ミラーの向こう側に準備室があって映写機や機器の操作ができる
なんでマジックミラーなんだよ・・・
社長いわく
隙を出した瞬間を見られるから
とか
よくわからん
御山くんに機器の操作を説明
会議がはじまり社員全員がこちらを見ているがマジックミラーなので準備室の中は見えていない
なんかむず痒いな
見られてないのに見られてる感覚
「操作、覚えた?」
「はい、、」
「・・・・ねぇ?」
「ん?」
「御山くん、モテるよね?」
「おかげさまで♪」
にっこり笑う
かわいいけど・・・ムカつくな、、、
「・・・私以外の女の子とも遊んだりするの?」
なんとなく聞きたかった
御山君は首をかしげた
「だったらどうします?」
「・・・ぶん殴る」
「へへ、、嫉妬ですかぁ?」
バシッ
ほっぺたを思いっきりひっぱたいた
御山君は怯まず私を抱き締めてきた
耳元に彼の吐息を感じて
ブルッとしてしまう
「先輩以外の女の子とえっちしたっていいじゃないですか」
「お前・・・しね」
「所詮浮気なんですから楽しみましょうよ?」
「あの夜・・・私に甘えてきたのは・・なんだったの?」
あの夜の彼の言動が本当の彼のようで・・・ずっと気になっていた
御山くんはいたずらっぽく笑って私の髪を撫でた
やっぱりこいつを好きになってはいけない・・玩ばれてる
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