シャワーを浴びて帰宅準備
止まらなくなる前にやめておかないと
「薫、一緒に入ろう?」
「入ってくんなクソガキ!」
「やだー」
御山君が抱きついてきた
私は髪を濡らさないようにしてシャワーを浴びてるのに
「薫、髪ほどいてよ?かわいい薫も見たいな」
「ころすぞ?敬語使え、さわるな!、、、」
「わー、ごめんなさい、、」
追っ払って体を拭く
スーツをびしっと着て
また女騎士へと戻る
「先輩、一回しかしてないよ?」
「オナニーは一回で十分よ」
「はは、かっくぃー、、」
「バカ言ってないで服着ろ、私は帰る」
ごみを捨てるように吐いたセリフ
「先輩・・・」
そんな甘えた声で、私を呼ぶな
いらつく・・・いらつく
自分に
なんでこんなに心を揺さぶられてるの?
こんなガキに
私が惚れるわけない
もう夜の10時
夕貴が帰る前に帰らないと
「・・・ほら」
「・・・はい?」
「待っててやるから着替えろ!一緒に帰るよ」
「はは、先輩、ありがとうございます」
ホテルを出た
人目が気になる
さすがにここらへんに知り合いはいないからいいけど
「先輩、明日は?」
「ねーよ、本当にころすわよ?」
「へへ、すみません、、」
なんでこんなへらへら笑ってられるんだ
かわいい、、、けども、、、
もっと真剣に聞いてほしい事だってあるかもしれないのに
あー、ムカつく!こいつ、、、
かわいいし、、、ムカつく
かっこいいし、、ムカつく、、
ムカつくムカつく!、、、
駅で電車を待つ
車で来るかなぁ
渋滞に巻き込まれなければ車のほうが早いし
「先輩、合言葉決めません?」
「はぁ?」
「二人だけのサイン、えと・・・えっちしたい時はドッキングしたいとか」
「ぶっ、、、バカ?君、小学生?、、」
「へへ、ダメ?」
仕事はできるのに本当に子供っぽいな
まー、22歳の男の子ならこんなもんかな、、
「まー考えといて」
「はい、、」
「ね?」
「はい?」
「遊びなの?」
「へ?」
「・・・・・私に対しての気持ち」
「・・・遊びですよ?」
怪しく微笑む彼
吸い込まれそうになる綺麗な瞳
私は目が離せなくなる
こいつ、悪魔だ
私を陥れる悪魔だ
帰宅して、夕貴を待つ
はぁ・・・・お風呂入ろう
またシャワーを浴びる
髪をほどいた
あんなやつの前で髪をほどいてやんない
湯船につかって
体に触れる
さっきまで、されてた行為を思い出す
浮気・・・なのね
ゾクゾクっとして
ため息をついて
お湯の中に沈んだ
このまましんじゃおうかな
辛い
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