次の電車まで一時間以上あるし
夕貴は今日も帰りが遅い
御山君とネット喫茶に入った
受付で、カップル席でよろしいですね?と聞かれてものすごくドキドキした
夕貴にプロポーズされた時よりずっと・・・ドキドキした
カップル席のブースに入ると御山君の首に腕をまわして抱きついた
「先輩、気が変わったの?遊ばれたいの?」
「セフレの分際で生意気言うな」
見つめ合って自然と唇が重なる
あぁ、、あぁ、、すごい
これ、、、ほんとにとろけちゃいそ、、
なんでこんなに気持ちいいキスできるのか分からない
彼が上手いのもあるけど、肌が合うのもある、、
「ちゅっ、、ん、、、ホテル行かないんですか?」
「今日はダメ、、今度、、」
「先輩、、どういうつもりなんですか?、、」
「アンタで遊んでやるのよ、、」
カップルシートに座って抱き合いながら会話する
なんか、違う
夕貴といるときと全然違う
すごくドキドキして
すごく触れたくなる
私から行動を起こしたくなる
「先輩、ここでえっちする?、、」
「バカ言ってんじゃないの、ころすよ?」
「すみません、、」
「仕事が早く終わった日に、、ホテル行こ?」
御山君が微笑んだ
こいつの微笑んだ顔、かわいい
嫌いじゃない、、、
「一応言っとくよ?アンタとえっちするんじゃないの、アンタのでオナニーするだけだからね?勘違いしないで、えっちじゃないから」
「俺は道具ですか、、」
「そー言う事、、」
ついばむようにちゅっちゅして、、、
触れるたびにビクッと大きな快感が体を貫く
慣れないどころか前よりましてきている
「旦那さん、裏切っていいの?」
「裏切ってない、奴隷で遊ぶだけだから、、」
「へへ、先輩、悪い子だ」
私、今頭のネジが何本か吹っ飛んでる
電車が来たので乗って
御山君が見送ってくれた
「先輩、また」
「うん」
会社では悟られないようにこれからも冷たく接すると二人で決めた
電車に揺られ
だんだんと冷静になってきて
後悔と罪悪感が襲ってきた
もう後戻りできない
欲求に素直になってしまった
夕貴にバレないようにしなきゃ、、
旦那を裏切って、、、私、、、最低、、きっと地獄行きだ
「ただいまー」
やはり夕貴の方が帰りが遅かった
「なんだ、薫の方が早かったんだね」
「おかえり、夕貴」
「なんか嬉しそうだね?」
「へ?夕貴が帰ってきたからね」
「あぁ、、好きだー、薫」
抱き締められた
夕貴に抱き締められてもゾクゾクッとしないの
でも・・安心するの
世界で一番・・・
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