携帯が鳴っている
画面を見ると夕貴からだ・・・
「先輩、余所見禁止」
「んっ、、、」
「二回も中出ししちゃったね?また・・いい?」
すこし理性が戻ってきて、涙が溢れだす
ごめんね・・・ごめんね、夕貴・・・私、裏切った
貴方を・・・・
御山君がぐいぐいと返事を急かすように腰を押し付けてくる
私は携帯を放り投げた
「して・・・っ、、」
欲に負けたんだ私・・・・
結局、朝までした
もう外は明るい
御山君は隣で寝ている
放り投げた携帯を手探りで探した
夕貴に電話をする
「あ、薫?」
「・・・ごめん、電話出れなくて」
「いや、無事ならいいんだよ、何かあったの?」
なんて言えばいいんだろうか
浮気したなんて言えない
「ちょっとね、飲みに行った後カラオケしてたら電車逃しちゃってさ、漫画喫茶で寝てたんだ」
「あちゃ、そっかぁ・・はは、帰るよりそっちの方が早いもんね分かったよ」
「今夜は帰るからね」
「うん、俺も遅くなるかもしれないけどちゃんと帰るから」
電話を切った
御山君はまだ寝ている
こいつ、コロしてやりたい
沸き上がる感情に素直になり馬乗りになって首を絞めた
「っぐ!?」
「しね・・・しね・・・」
力を込めるけど結局は非力な女
すぐに逃げられた
「あらら、危ない危ない」
「・・・もうしない」
「え?」
「昨晩の事は誰にも言わないで」
「そのつもりですよ」
御山君はうーんと伸びて私の手を握ってきた
「シャワー浴びよ?」
「っ!!」
彼の頬を思いきりひっぱたいた
「クソガキが・・・」
「俺の事嫌いなんだね」
「・・・嫌いよ」
「そっか・・・」
御山君はシャワーを浴びに行った
ハッとして、陰部をさわる
ドロッとした白い精液が滴り落ちてきた
中出し・・・受け入れたの?
私・・・何・・・考えて・・
精液に触れて何かスイッチが入ってしまった
だんだんと切なくなる
昨晩の快楽がよみがえってくる
膣内がきゅんきゅんと反応してしまう
ダメ・・・ここにいたらまた欲しくなる
私はスーツを着て
カバンにいれてあった香水をつけて部屋を出た
スーツという鎧を着て外に出た
職場へ向かう人々
私も行かなければいけないけれど
避妊してない・・・怖い
どうしよう、妊娠してたら
仕事も愛する夫も失ってしまう
電話で近くの病院に緊急避妊薬をもらえないか聞いてみた
とりあえず診察しに来てくれと言われた
仕事前に行こう
歩きだすと
ドロッ
下着に滴り落ちる精液を感じて
背中がゾクゾクっとした
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