それから一週間
仕事の連絡以外では御山君を無視しつづけた
嫌悪感しかない、理性的には・・・・
でも・・・なんでだろう
ドキドキは消えていない
あんなヤツ嫌いなのに
振り撒く笑顔にドキッとするし、他の女の子と楽しく会話しているのを見るとイライラしてしまう
たぶん嫉妬・・・・
遺伝子レベルで引かれ合う異性があるって
科学的な論文があった
そんなのありえない
私は絶対夕貴しかいない
私はきっと遺伝子レベルでも夕貴と惹かれ合ってる
あんなゲスみたいな男
「御山君」
「はい?なんですか先輩」
「今夜飲みに行こう?」
「あー、、はい、よろこんで」
頭の中では嫌悪してる
でも体が求めている
あの男にもっと触れられたいって
気がついたら彼を見つめていて
微かに濡れてしまっている自分に気づいた時
そろそろ限界が近いと思った
決着をつけないと
飲み屋でいつもどおり酒とつまみを注文した
あまり見られたくないので個室を選んだ、向かい合うように座る
「ずっと無視してましたね、ちょっとショックでした」
「・・・御山君」
「はい、なんですか?」
「会社、辞めてくれない?」
御山君はキョトンとして首をかしげた
「俺が目障りなんですか?」
「そうよ」
私はカバンから書類を取り出した
再就職先くらいは手配してやろうと知り合いの会社をいくつか紙にまとめた
それをつき出した
御山君はそれを見て苦笑した
「ここを紹介してやるから辞めろと・・・他に選択はないんですか?」
「あるよ、私が会社を辞める」
「・・・できる事ならどっちも選びたくないですね」
「焦らなくていい、ゆっくり決めて」
「ひどいなぁ・・・」
目の前にいるクズ男が悲しそうな顔をしているのを見て
私の胸がひどく痛んでる
頭の中ではざまぁみろって考えてるのに・・・考えてるのに
なんで?
「・・・・今日はここまで、私は帰るわ・・・最後くらいおごってあげる」
「先輩」
「なによ?」
「もうひとつ選択がありますよ」
びくっ!
体がのけぞりそうになった
御山君の足が私のタイトスカートの中に入ってきた
「な、、、なに考えてっ、、」
「僕とセフレになりましょ?」
「はっ!!、、、、く、、、何言って?、、」
やば、、、今イってしまった
口をおさえて声が出ないように我慢する
なんで・・・こんなに感じるね?
夕貴と違う、倍・・・いや、次元が違うくらい
なんなの、これ・・・・
なんなのよ!・・・どうしちゃったのよ、私、、、、
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