話が妻にそれてしまいましたが、Aと純子さんとの逢瀬を目撃してから、仕事中に時間があれば霊園の駐車場に向かうのが私の日課となりました。
しかし、あの日以降Aの車も純子さんの車も見ることはありませんでした。
次に私が純子さんを見たのは意外な場所でした。
子ども達も冬休みに入り年末も押し迫ってきた頃に妻から我が家でママ友や子ども達を呼んで忘年会をしてもいいか?と聞かれました。
詳細を聞くと、
子ども達を連れて居酒屋に行くと気を使ってゆっくりできないし、子ども達も暇をもて余す
パパさんに子どもを預けれないママ友もいる
店の予約がめんどうくさい等々でした。
私は特に断る理由もなく、快く快諾して何気に誰が来るのか妻に尋ねました。
その中にはもちろん純子さんの名前もあり、子どもを含めると総勢20人近くになっていました。
驚くことに妻から聞いたママ友の中にAの奥さんであろう名前もありました。
自分のママ友の旦那と浮気ができる女性の心理に驚きましたが、自分も妻のママ友と関係を持ちたいと思っているような鬼畜なので少し笑ってしまいました。
逆に自分にもチャンスがあると良い方に解釈しました。
忘年会は12月27日の夜に行われることになり、妻いわく旦那に聞かれたくない話もあるからということで私は妻から少しの軍資金をもらい仕事が終わってからそのままパチンコで時間を潰していました。
いくらかプラスの状態で閉店時間の10時30分を迎え、妻にそろそろ帰宅してもいいか?とメールを送るとすぐに妻から返信がきました。
【子ども達がお泊まりしたいって言ってるからママ友も含めて何人か泊めてもいい?】
【俺は問題ないけど、もう旦那に聞かれたくない話は終わったの?(笑)さすがにもう時間潰せないよ?(笑)】
【大丈夫(笑)悪いんだけど帰りにお酒とおつまみ適当に買ってきてくれる?】
そんなやり取りをして、パチンコで勝ったお金で大量のお酒とお菓子を買って帰宅しました。
家に入ると11時を回っているにも関わらず賑やかな子ども達の声と妻達の笑い声が聞こえてきました。
両手にいっぱいの買い物袋を下げてリビングに行くと10人近い子どもと妻を含めて4人のママ達が迎えてくれました。
「おかえり!後からもう一人が戻る予定でこれだけのメンバーがお泊まりの予定」
そう言う妻の顔はアルコールでほんのり赤く染まっていて、台所にはごみ袋に入った大量のビールやカクテルなどの空缶が溢れかえっていました。
「お邪魔してます。」
「迷惑かけてごめんなさい」
と挨拶するママ達もけっこう出来上がっている状態なのは一目でわかり、その中に純子さんの姿を確認できた時は心の中でガッツポーズをしていました。
ピンクのネルシャツにスリムなジーンズをはいている純子さんをチラ見しながら何度も頭の中で妄想していた裸の純子さんと重ねてしまいました。
私はシャワーを浴びる為に浴室に行き生々しい純子さんの顔を思いだしながら一度愚息を落ち着かせました。
風呂から上がると子ども達は一部屋にすし詰め状態で寝かしつかされて、紅一点ならぬ、黒一点の私を含めた大人達だけで酒盛りの仕切り直しとなりました。
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