ママ達のたわいもない井戸端会議のような話を完全に聞き手に回って聞いていると一人のママがニヤニヤしながら
「○○さんなかなか帰ってこないね?」
と切り出しました。
そう言えばもう一人遅れてくると妻が言っていたのを思いだし
「何か急用だったんですか?」
と私が聞き返すと、妻がちょっと!っといったジェスチャーでその場を制しようとしましたが、そのママは酔った勢いもあってか妻の制止を無視して上機嫌でしゃべりだしました。
「急用じゃなくて、旦那さんのお相手しに帰ったのよ。(笑)旦那さんからメールがきて口で処理して戻ってくるって言ってたけど、子どももここに置いてて夫婦2人きりだからおそらく口だけでは終わってないわね(笑)」
そう言ってカン高い声で大笑いしていたのは、Aの嫁と思われるママでした。
Aの嫁は不細工なAと釣り合いが取れているというか、見た目も中身もいわゆるおばちゃんっといった感じで頼まれても抱きたくない部類のママでした。
そこからは堰を切ったように下トークになりAの嫁を中心にこちらが聞くに耐えないような内容の会話が続きました。
男のぺニスのサイズがどうだの、一番気持ち良い体位がどうだの、私の存在を全く気にする気配もありませんでした。
Aの嫁は最近旦那がソフトSMを強要してきて手首などを縛られたりしていると、自分の旦那の変態ぶりを声高に自慢していました。
私は純子さんの様子を盗み見すると、純子さんは周りと同じようなリアクションを取りながらAの変態話を聞いていました。
私はAの話でニコニコしている純子さんに急に腹が立ってしまい、酔った勢いで
「そう言えばちょっと前にAさんの旦那さんと○○霊園のほうで昼間にすれ違いましたよ。」
と純子さんにしかわからない爆弾を落としてしまいました。
Aの嫁は
「うちの旦那自営でたまにブラブラしてるから見かけたらまた声かけてあげて(笑)」
と笑っていましたが、純子さんは先程までの柔らかな表情とは一変して驚いたような眼差しで一瞬こちらを見たのを私は見逃しませんでした。
この時点で私の中で何かのスイッチが入ってしまい、今まで何度となく想像してきた純子さんとの関係を現実にするには今日しかないと心に決めました。
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