「うわぁ何かドキドキしてきたわ。」
オバサンは、料理も殆ど食べつくし、落ち着かない様子だ。頻りに中国茶を煤っている。少しだけ、アルコールが入っているので色白の顔は赤らみ、首もとから胸元にかけてピンクに染まっていた。
息子を外国に送り出して取り敢えず安堵したのと寂しいのと。複雑に絡み合う女性心理の中で、股間の変化に自分でもビックリしているのは間違いない。
俺は、素知らぬ顔であくまでもクールに装う必要がある。全国一開放的で明るい宮崎の熟女を、自然にその気にさせなければならない。ものの本によると、北海道は、戦前東北北陸から移住してきた開拓地で、開放的な道民性が生まれた。一方、あまり知られていないが、宮崎には、九州内と沖縄・奄美から人が集まり。有数の性開放地帯となったとある。
「ドキドキだなんて。保子オバサンどうかしましたか?」
とクールに俺。
田舎のオバサンは、すれていないからわかりやすい。大きな瞳は、既に妖しく見開いている。貴方の硬いあれでオバサンを好きなだけ突いてほしか!そう表現している。
俺の高等な陥落戦術。熟女好みをサラッと告白することで、息子の従兄弟から自分の性の対象となる男として一気に格上げしたのだ。
「晋ちゃんな、オバサンの年幾つと思うとっとね。言ってごらん!」
母親のような上から目線のオバサンの声が店内に響いた。横浜では、目立つことこのうえない宮崎アクセントに、隣に座っていたカップルが驚いてこちらを見たので、俺は、かなり恥ずかしかった。
「あっすみません」
声を潜めてオバサンの方に体をよせながら。
「オバサンって50才位じゃなかったですか?」
「うんまぁ失礼な、私まだ46才になったばかり。貴方のお母さんとは10才違いなのよ。生理もまだあるし」
怒ったふりをしているが、自分の若さを強調して、俺にアピールしたいようだ。生理があるなんて、東京の女だったら言わないのに。と思ってしまった。
「うわあすみません、母親の年代の人の正確な年齢って僕ら若者にはわからなくて。」
実は、オバサンの年は寅年だって母が良く言っていたので。俺は、知っていた。寅年の女は我が強くて嫌いだとも母親が言っていたから、鮮明に記憶している。
「うちそげん老けて見えるとだろうか。」
オバサンのご機嫌をわざと損ねさせる戦術は、二本目の矢だ。
「そんなことないですよ。若々しくてとても成人した子供がいるなんて誰も思わないでしょ。それに、。」
「それに、何?」
「オバサンって色白の宮崎美人ですよ。スタイルもメチャクチャ良いですよ。」
意識的にオバサンのスカートの股間の辺りに視線をやった。女の部分は、開いたり膨らんだり。愛液を垂れ流したりで凄いことになっている筈。
「如何ですか?場所を変えてコーヒーでも飲んで行きませんか?」
「うちは、明日宮崎に帰るだけやけん大丈夫。あんたはよかと??」
保子オバサンは、嬉しそうに立ち上がった。本当にスタイルが良い。少し野暮ったい紺のプリーツスカートから覗く白い脚首が清潔そうで綺麗だ。
※元投稿はこちら >>