さて、俺はというと。溜まりに溜まったものをオバサンに放出することしか考えていなかった。それはそうだろ。オバサンにブリーフと靴下だけの格好にされて、テントを張り巻くっているのだから。
「若い男の子って、みんなここが元気じゃね。」
オバサンが、テントの先端を指先で確認するように、ゆっくりとなぞった。そして、俺に組み敷かれていた態勢をするりと入れ換え立ち上がった。
「うーん、、夜は、長かとよ。レディは、やっぱり清潔が第一やけんね。シャワーせんとね。」
文字どおり上から目線で、大きな瞳を意味ありげに、ぱちっとウィンクして見せた。一昔前の年配の女性が身につけるようないでたちだ。定番の白のブラウスと濃紺のフワッとしたスカートの組み合わせが、田舎臭い昭和テイストの新鮮さで、逆に欲情をそそる。
「うーんオバサン!シャワーもいいけど。オバサン、かなりエロ過ぎますよ。」
「ありがと。」と云いながらオバサンは、入口の左側にある浴室に、大きなヒップをくねくねさせながら入って行った。
シャワーの流れる音と。すこぶるご機嫌らしく、小林幸子か誰かの演歌を鼻歌混じりから、本格的にこぶしを聞かせて歌い始めた。
陽気な南国の熟女だが、俺のものでアンアン泣かしてやると思った。
待ちながら、以前聞いたこんな話を思い出して更に興奮していた。
日本で働くフィリピンから来ている母親と息子の話だが。日本人の女性とルームシェアをしていたフィリピン人の母親。訪ねて来日して来た20代前半の息子と夜中に激しくセックスを始めたらしい。日本人女性が、隣室で寝ているにもかかわらずだ。
その日本人女性は、当然驚いてしまったのだが。後日、息子が帰ってから、フィリピン人の母親は悪びれることなく。こう言ったそうだ。
「ごめんなさい。うるさかったでしょ。でも、フィリピンでは、親子のコミュニケーションの一環で、セックスありなのよ。本当に一体感があるの。」
宮崎とフィリピンを一緒に出来ないが、俺は、保子オバサンと隆が、暫しの別れ際、実はセックスしたんじゃないかと疑っていた。オバサンの言動の節々に、それが感じ取られるからだ。
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