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人妻熟女 官能小説

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7
投稿者:百
愛子と藍子 4
(今回エロほぼ0かも)

今は深夜1時。

私はベッドの上でうとうとしていた。

あの後、優子にもシャワーを使わせて、裏口から帰った私達。

別れ際、優子は、

「これからどうなっちゃうのかな。」

と不安そうだった。

「優ちゃんは藍子さん混ざるのは嫌?」

「……本音を言えば、貴方を独占したい気持ちはあるよ。でも、貴方を失う方がもっと嫌。」

「そっか。ありがと。」

優ちゃんの頬にそっとキスをしてやると、嬉しそうに抱きついてきた。

「優ちゃん、明日は俺一人で藍子さんを相手するよ。いきなり3人じゃ藍子さんにもハードル高いかもしれないし。結果は報告するから。」

「私も明日はどっちにしろパートだし。」

「うん、じゃまた連絡するわ。」

これで藍子さんを十分に味わう環境は出来た。

藍子さんからメールが来るかどうかは5分5分とみていた。

来なかった場合は、藍子さんに未練たらたらだが潔く諦めて退社することは決めていた。

人妻は深追いだけは禁物。

過去の不倫経験でそれだけは身に染みているから。

今回ですら、かなり危ない橋は渡っている。

ただ、藍子さんはそれくらいの獲物。

リスクは覚悟の上であった。

とはいえ、刑事事件や、業界上での噂になってしまうと、再就職になった場合でもかなり厳しくなる。

だからここが私なりのボーダーラインなのだ。




帰ってからある種副業である、週末のG1の予想をして、飯を食ったら急に眠気がやってきた。

で、うとうとしていたら深夜1時。

携帯の音で目が覚めた。

着信は優子からだった。

「もしもし、遅くにごめんね。」

「いや、いいけど、旦那なお子さん大丈夫なの?」

「2人とももう爆睡してるから大丈夫。大声は出せないけど。」

「そっか。で、どうしたの?」

ここで、少しの沈黙。

言い辛そうな声で優子は続けた。

「…藍子ちゃんからメールがあったの。」

「ほぉ。なんて。」

「なんでこんなことになったのか、旦那がいるのにどうして、とか、根掘り葉掘りの質問メール。」

「根掘り葉掘りっていうと?」

「……Hの内容についてっていうか…、気持ち良かったのか、とか。」

どんどん声が小さくなる。きっと優子は電話しながら、私との情事を思い出して濡れてる。

そんな確信があった。

だが、今はメールの方が大事だ。

「で、返事はしたの?」

「してないよ。貴方に報告してからと思って…。」

「そっか…。」

しばし考え込む。

そして、優子にやさしく伝えた。

「優ちゃん、返事する、しないも、返事の内容も全部任せるよ。」

「え…?」

「俺は優ちゃんを信じてるし、藍子さんに対しても極端な無理強いはするつもりはない。ほら、俺って根はお気楽気質だからさ、なるようになれーって感じなのよ。」

「…フフ、確かに私との最初の時も、考えてる風は全く無かったもんね。」

「そうそう。」

「わかった。私は藍子ちゃんとも友達だし、嘘はつきたくないからありのままを伝えるね。」

「うん、わかったよ。優ちゃん、わざわざ教えてくれてありがとね。」

こういう一言に女って弱いんだよねぇ。

途端に声が明るくなった。

「ううん、役に立ててるかわかんないけどうれしい。それじゃおやすみ。」

「おやすみ」

電話をベッドにぶん投げて倒れこむ。

こりゃ藍子さんからメールが来るのは早くて明け方だろう。

とりあえず寝るか。

私はベット脇に置いてあるPCで、長澤まさみ主演のドラマを再生しながら、うとうとと眠りについた。






6時に目覚ましが鳴った。

私は眠い目を擦りながら起き上がり、カーテンを開けた。

雲一つない快晴。

で、ふと携帯を見てみる。

メールのランプ。

はやる気持ちを落ち着ける。

まずはシャワーだ。



シャワーを浴びた後、コーヒーを飲みながら携帯を開く。

藍子さんからのメールだった。

”条件を受け入れるかどうか決める前に、君と2人だけで話がしたいです。時間と場所を決めて下さい。”

なるほど。

今日、退職届を出さない場合、私は現場に出る日だった。

それは藍子さんも知っているはず。

つまり、仕事を休めってことなんだと解釈した。

私は返事を出す前に、同僚に電話をして、休む旨を伝えた。

昨日私が早退した理由を、藍子さんがどう伝えたのかはわからないが、同僚は特に疑う素振りもなく、逆に心配されてしまった。

少し良心の呵責があった。

だが、ある意味、藍子さんとの成り行き次第では今後の仕事に支障が出る。

そう自分に言い聞かせているずるい私であった。



冷凍のグラタンを温めて朝飯代わりに食べながら、藍子さんにメールを返した。

藍子さんからメールが来ていたのが4時47分。

今が7時前だから、藍子さんは3時間近く焦れているだろう。

会社からは離れていた方がいい。

都内、それも北側の方がいいかもな。

”内容、理解しました。今日は休みを取りました。午後1時に池袋のいけふくろう前でお願いします。”

こう返事をした。



12時40分、池袋に着いた。

今は東横線が副都心線とつながっているので、池袋に行くのは楽になった。

私のジャケットの胸ポケットには退職届が入っている。

事の成り次第では、このまま事務所に行って提出するつもりだった。



家を出る前に、優子に連絡した。

優子によると、深夜に藍子さんと1時間近く電話をしたらしい。

私との関係を全て話したという。

藍子さんは事情云々よりも、無理矢理レイプされたのにも関わらず、どうしてそういう心理状態になったのか、を聞いてきたらしい。

優子は素直に伝えたらしい。

”今まで知らなかった性的快感を教えてくれた”

と。

藍子さんにもそういう興味はあるみたいだな。

優子に教えてくれたことに感謝を伝え、また報告する、と言って電話を切った。



いけふくろうに行くと、もう藍子さんの姿があった。

子供を産んで5キロほど太ったままだと常々話していた藍子さんだったが、

やはり長澤まさみ似のルックスは通りがかる男性の視線を浴びていた。

個人的には、出産後より女性らしく腰回りに肉がついた、今の藍子さんの方が好きだった。

優子みたいなスタイル抜群タイプもいいが、より男の欲情を煽るのは藍子さんのような体形だと思う。

そんな藍子さん、普段仕事に来る時は100%ジーパンなのだが、今日はフリルのついたスカート。

池袋だからなのか、それとも何かを意識してるのか。

新鮮な感じに、早くも私の一物がぴくりと動いた。




「お待たせしました。」

藍子さんにそう声をかけた。

ぎこちない顔を向けてくる藍子さん。

「昼飯食べました?」

と藍子さんに行くと、黙って顔を振る。

「じゃあ飯食いながら話しましょう。」

黙ってうなずく。




北口にある喫茶店に入った。

この喫茶店のランチのカツレツが絶品なのだ。

高校大学と都内だった私はよくここに通っていた。

藍子さんにメニューを見せるも、反応が薄いので、カツレツランチを2つ頼んだ。

店員が去ると、しばしの沈黙。

私は黙って煙草に火をつける。


煙草が吸い終わった頃、藍子さんが口を開いた。

「…夕べ、優ちゃんから全部聞いた。」

黙ってうなずく私。

「君にひとつだけ聞きたいの。」

「なんですか?」

「昨日、その気になれば、優ちゃんとの最初みたいに私を無理矢理犯すことも出来たよね。なのにどうしてそうしなかったの?」

今まで下を向いていた藍子さんが顔を上げて、その力強い目で私を見つめてきた。

目力に圧倒されそうになるも、ここが踏ん張り処。

ありったけの眼力(全くないが…)で、藍子さんを見つめ返しながら答えた。

「それじゃ面白くないからです。」

「……どういうこと?」

「優ちゃんは前から美人だとは思っていたけど、正直、性的感情はあの時までありませんでした。彼女と別れたばかりで溜まってた時だったってのが大きな理由です。当然、今は大事なセフレですけど。」

ここで、一息吐いてから続けた。私に出来る最大級の演技。

「でも、藍子さんには昔から憧れというか、恋愛感情に似たものを持っていたのが事実です。当然、社長の奥さんだし、こんな気持ち胸にしまっておくつもりでした。ぶっちゃけ、会社での待遇も決して良いわけではないし、他社からも声をかけてもらってましたけど、それでも会社に残ったのは藍子さんがいるからです。」

「………。」

「だから、藍子さんは強引にしたくなかった。結果的に条件というか、脅迫じみた形になってしまった事は謝ります。ですが、優ちゃんとのHを見られてテンパって、他に手段が見つからなかった。」

ここで涙ぐむ、なんて芸当は私にはできない。

せめて瞬きしないで目を充血させることくらいしか出来ない(笑)

「……テンパってるようには見えなかったけど。」

れ、冷静だな藍子さん。

「テンパりすぎて開き直るしかなかったんですよ。他の女、それも優ちゃんとのHを見られるなんて、もう開き直るしかないじゃないですか。」

「………。」

「藍子さんを抱きたい。それは俺の偽らざる本音です。こうなった以上、それが叶わないなら会社辞めます、っていうだけです。」

「………。」

藍子さん沈黙。

そこへ、カツレツ登場。

演技モード中に目の前に大好物が出てきてしまった。

正直、演技モードから離脱してカツレツとアツアツのライスを頬張りたい。

しかし、それじゃ水の泡。

私が心の中で涎を垂らしていると、店員が去るのを待って、藍子さんが口を開いた。

「…君の気持はよくわかった。……でも私は主人を今も愛してる。」

ここで藍子さんがふーっと息を吐く。

「…でも、君が会社を辞める事は主人にとって大きなマイナスになる。だから……。条件を受け入れます。」

はい、心の中でガッツポーズ。

思わず一瞬ニヤっと笑いそうになったが、耐えた、と思う、たぶん。

「…ありがとうございます。」

頭を深く下げてニヤニヤしてた。

「ただ、ひとつだけお願いがあるの。」

藍子さんからお願い?

「なんでしょう。」

私は頭をあげた。

「家庭と仕事は最優先にさせて。あと、優ちゃんみたいに事務所で、っていうのは辞めてほしい。」

事務所ではよく藍子さんと2人きりになることもある。

そのことを懸念してるんだろうな。

「家庭や仕事が最優先なのは当たり前です。ただ、事務所でどうなるかは藍子さん次第です。」

「……私次第?」

「優ちゃんの時も、俺から事務所でっていうのは最初の1回だけです。そのあとは優ちゃんが自ら望んで事務所に来てるんです。俺から事務所に呼び出したことはありません。」

「そうなの…。」

「だから、藍子さんが事務所でするな、って言うならしません。したいって言われたらします。」

「…そ、そんな事私が言うわけがない…。」

「なら、それでいいです。さ、カツレツ冷めちゃいますから食べましょう。」

そういって、私はようやくカツレツにありつけた。





カツレツを食べた私たちは店を出た。

藍子さんは半分以上残していた。

緊張でそれどころではなかったのだろう。

私ですら緊張していたのだから。

セフレとかでなく、彼女と初めてHするかのような緊張。

それは、私のコンプレックスである、【巨根】を藍子さんが受け入れてくれるか、からも来ている。

過去の彼女はほぼ全員痛がったし、泣き叫んで痛がり、そのまま別れに至ったケースもあった。

経産婦の人妻でも痛がる人は多かった。

だから今回も不安は尽きない。

ただ一方で、ついに藍子さんをモノに出来るという感動もあった。

入社から早10年。

あの藍子さんを抱ける喜びは、例えるなら宝くじに当たった瞬間くらいの感動ものだろう。

藍子さんのペースに合わせて歩いてはいたが、正直走りこみたいくらい、落ち着きがなかった私。



池袋の北口は5分歩けばラブホゾーン。

北口の喫茶店にしたのはこの狙いもあった。

新しく出来てたホテルに入る。

入る瞬間ちょっと躊躇してた藍子さんも、私に促されると伏し目がちなままついてきた。

このホテルでは14:00~20:00というフリータイムがあったので

迷わずそれを利用する。

もっとも、藍子さんは20:00まで居られるわけがないだろうけど。

一応EV内で確認してみる。

「今日社長には何ていって出てきたんですか?」

「……友達と池袋で遊んでくるって言ってある。」

「そうですか。時間は何時ごろまで大丈夫なんですか?」

「あんまり遅くはなれない…。」

「わかりました。」

部屋にカードキーを押し込み、ドアを開け、藍子さんを先に入れる。

備え付けの椅子に座った私は、直立不動になってる藍子さんに声をかける。

「シャワーはどうしますか?」

その声だけでビクっとなる藍子さん。

「え、あ、……入ります。」

「じゃあお先にどおぞ。」

「……はい。」

藍子さんがシャワー室に消えていったのを見届けた私は、ふと部屋の観察を始めた。

すると、TVのリモコンなのに、”風呂”ってボタンがある。

なんだろうと思って押してみると、風呂場がこちらから丸見えになった。

藍子さんが服を脱いでいる最中だった。

でも藍子さんはこちらを見てるのに気づく気配がない。

(もしかして……マジックミラー?)

思えば入口で部屋を選んでた時に、MMって書いてあった気もする。

MM=マジックミラーって今気づいた。

これは楽しめそうだ。

てか、途中で一緒に入っちゃおうかな。


続く








※元投稿はこちら >>
13/12/20 18:38 (pNN9c0dV)
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