愛子と藍子 3
優子のフェラは実に情熱的だった。
そう、まるで藍子さんに見せつけているかのような。
半年前、優子はほとんどフェラ経験がなかった。
旦那が仮性包茎らしく、舐められること自体が苦手だったらしい。
私は半年かけて、優子に口技を教え込んだ。
今では完全に私好みのフェラをするようになった。
舌で亀頭全体をやさしく転がしながら、時折ちゅーっと吸い込む。
時折、喉元まで激しく出し入れを繰り返す。
緩急をつけた舌使い。
(うまくなったな…)
私はそう思いながら藍子さんを観察していた。
そんな藍子さんは、優子が口技を始めてから固まったまま。
凝視している、というよりもぼーっとしている感じ。
ただ、普段みせる藍子さんとは明らかに表情が違っていた。
目がとろんとして、明らかに発情している感じ。
そんな表情の藍子さんを見るのは初めてで新鮮だった。
こういう言い方が正しいのかはわからないが、
モテキで酔っ払ってた長澤まさみそっくりの表情。
藍子さんの表情と、優子のフェラで、5分としないうちにまたムラムラしてきた。
でももうちょっと優子のフェラも味わいたいので、
愚息を優子に任せたまま、藍子さんを言葉で弄ってみることにした。
「藍子さーん、なんか表情うっとりしてますけどw」
私の声に、はっとして我にかえる藍子さん。
「な……!そ、そんなこと……!」
ほんのり赤くなってた頬がさらに赤くなった。
「優ちゃんのフェラがっつり見つめちゃって発情しきった顔してますよ。」
「な、なに言ってるの…!わ、わ、私は、ゆ、優ちゃんが突然……その、しちゃうからびっくりして…」
うん、いかにも言い訳って感じ。
「て、てゆうか、はやく2人とも服着てよ。」
「そんなこと言われてもまだまだこれからだし、もう会社辞めるんですから藍子さんにどうこう言われる筋合いないです。」
いや、ここは会社の事務所だからどうこう言われる筋合いあるんだけど。
藍子さんも気が動転してるのか、そこへのツッコミは一切なく、
「ほ、ほんとに辞める気なの?」
と、問いかけてきた。
「え?っていうかクビですよね?事務所で不倫してる社員を無罪放免はないでしょうし。社長にも報告しますよね?」
「………。」
黙る藍子さん。
会社のことを憂慮してるのか、高ぶった気持ちを抑えようとしているのか…。
その間も、話を聞いているのか聞いていないのか、一心不乱に首を動かし続ける優子。
ちょっと優子の顎が心配になってきたので、一回優子の口から一物を抜こうとする。
しかし、優子が追いかけてきて話さない。
「優ちゃん、疲れたでしょ?俺、優ちゃんを本物の性奴隷みたいに扱う気ないし、休んでいいよ。」
すると優子は、
「ううん、したいからするの。ほんとに貴方が会社辞めるなら今までみたいに出来ないかもだし。続けさせて。」
と、また愚息を口に含んでいく。
私は優子の頭をやさしく撫でてやる。
すると優子は嬉しそうな目を私に向けながら、またフェラに没頭し始めた。
そんな時、
「ねぇ…」
とずっと押し黙っていた藍子さんが口を開いた。
「……不本意だけど、今回の事は黙ってるから、辞めるのは考え直してくれないかな。」
やっぱり会社の未来を心配してたんだな。
確かに私がいなくなると、下手すると若いのが追随してくるまであるかもだしな。
まぁ辞める辞めないは正直どっちでもいいや、って感じですが、
とりあえず藍子さんを美味しくいただく為の材料にさせてもらおうかな。
「……俺も社長や藍子さんにはお世話になってるし、本音を言えば辞めたくはないですよ。ただ、こんな場面を見られて、これから先今まで通りなんて無理です。」
「そ、そ、それはそうなんだけど…。君が辞めたらこの会社はどうなってしまうか…」
「それは大丈夫ですよ。俺がやめたところで、代わりの人間は必ず出てきます。それが仕事です。」
この業界はそうじゃないけどね。人脈、交流がものをいう世界。
藍子さんもそれがよくわかってるから、私を引き留めようとしている。
「そ、そんなことない。悔しいけど、今君が抜けたらこの会社は…」
「じゃあ、条件があります。」
私は藍子さんに切り出した。
「え?じょ、条件?給与UPとかそういう事?」
「違いますよ。給与なんか下げられたって構いません。俺が望むのは2つです。」
「何かしら。」
ここで私は少し悩んだ。藍子さんの表情を伺いながら。
(今ここで3Pに持ち込むか。後日改めて藍子さんをゆっくり味わうか…。)
(共犯、罪の意識を持たせるには3Pの方がいい。でも、藍子さんをゆっくり味わいたい気も。)
(いや、ここはとりあえず共犯になってもらおう。まぁ成り行き任せだけど。)
私は淡々と告げることにした。
「1つめはまず、藍子さんにも共犯になってもらいたいんです。」
「え?…どういう事?」
「事務所で不貞を働いた事実が社長や社員、協力会社さんにばれるのは俺も困ります。藍子さんは黙ってるって言ってくれましたけど、もっと確かな確証が欲しいんです。」
「……。」
「つまり、藍子さんも、俺や優ちゃんと一緒に肌を合わせてほしいんです。」
一瞬の静寂。そのあと藍子さんの上ずった声。
「……な、な、な、な、何をいっているの!私はこの会社の、社長の嫁よ!それが社員となんて……許されることじゃない!」
「そんなことはわかってます。でも、そうでもしないと信用できません。」
「………無理よ!無理に決まってる!」
藍子さんは首をぶんぶん振り回して否定する。
「……。そうですか。では仕方ないです。本日限りで退社します。」
「そ、そ、それは……!」
また困った顔をして固まってしまう藍子さんを後目に、優ちゃんに耳打ちする。
「優ちゃん、跨って。」
優子はコクっとうなずくと立ち上がり、私の上に跨ってきた。
優子の中に再び飲み込まれる私。
私は下から突き上げを開始した。
「優ちゃん、藍子さんと話してるから声は我慢してね。」
「ん、んん…!」
片手で口を押え、もう一方の手を私の首に回し、懸命に掴まる優子。
藍子さんは俯いて何かを考えてる様子。
恐らく頭が混乱してまとまらないんだろうな。
脅しをかけて落とすのは簡単だけど、私はあえてもっと混乱させてみることにした。
「ん、ん…!んんんんんんん!!!!ア、アン!!!」
優子は早くも逝きそうな気配。
私も休み休みとは言え、もう2時間以上優子としているので、いい加減限界が来つつあった。
でも、あとちょっとだけ我慢する必要がある。
「藍子さん、条件飲んで頂けないようなので残念ですが退社します。ですが、藍子さんが心変わりするかもしれませんので、一応2つ目の条件もお伝えしておきますね。」
藍子さんは顔を上げ、
「ふ、ふたつめ?」
と聞き返してきた。
「ええ、2つめの条件です。仮に藍子さんがOKして優ちゃんと3人でしたとします。その場合、今後私の愛人になって頂きます。優ちゃんと同じように。つまり一回限りでは済ませない、ということです。」
「……!!」
藍子さんは無言で目を見開いた。
もしかしたら1回限りなら仕方ない、くらいまで心変わりしていたのかもしれない。
そんな中の私の一言。
藍子さんは目に涙を浮かべながら俯いてしまった。
そんな時、優子がついに決壊した。
「ンンン!!!アアアアアアアアアアァァァァ!もうダメ!ダメ!イっちゃう!イっちゃう!イクぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ビクっ、ビクっとエビ反りになって体が跳ねたかと思うと、優子の中にいる愚息をぎゅっと締めてきた。
思わず、
「うっ!」
と逝きそうになった私は慌てて優子を床におろし、優子の口に息子を押し込んだ。
すさまじい量のザーメンが優子の口の中を満たしていく。
そんな優子は半気絶状態で、口からどんどんダラダラとザーメンが出てきて床に溜まっていく。
そんな状態の優子も、夢の中なのか、無意識なのか、とにかく舌が既にお掃除フェラを始めている。
優子に清めてもらった私は、全裸のまま藍子さんに向き合う。
「藍子さん。今日は気が動転してらっしゃるでしょうし、一晩待ちます。明日の朝までに携帯にメール下さい。」
藍子さんは俯いたまま。
「メールがない場合は、そのまま退職願を出しに事務所に来ますので。」
最後にそう伝えると、
「今日は優ちゃん連れて早退します。その前に奥のシャワー使いますので。」
と、床にのびてしまっていた優子を抱き抱えて、シャワー室へ向かった。
藍子さんは、下唇を強く噛みながら俯いているだけだった。
続く
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