いつの間にか雨が激しさを増し、雷も鳴り始めていました。私は傘を差すのも忘れ、
びしょ濡れになりながら、二人の痴態をみていました。突然、耳を劈くような雷鳴が
響くとともに、稲妻の光が暗い店内に光をもたらしました。薄暗がりで今一つ不鮮明
だった妻と店主の姿が、強いフラッシュを浴びてハッキリと浮かび上がったのです。
そのとき私が眼にしたのは、まさにオスとメスの生々しい営みの姿でした。あのときの、
全裸で大きく太腿を開き、真下から私以外の男のモノを受け容れている妻のあられもない
姿を、私は一生忘れません。しばらくすると、男は妻を膝から下ろし、場所をかえて、
流し台に手を尽かせる体勢でバックから犯し始めました。それは、私が覗いていた窓から
反対の位置になるために、妻の顔は店主の背中に隠れて見えなくなりました。店主は妻の
腰に手を添えながら、リズミカルに腰を動かしていました。
「ああああ・・・そんなに突かないで下さい・・・こわれちゃう・・・」
おそらく、店主のペニスは、妻の奥深く侵入し、子宮を突き上げていたのでしょう。すると、
いきなり店内が明るくなりました。どうやら店主が照明のスイッチを入れた様です。おそらく
店主は、妻が感じている姿を目で楽しむために点灯したのでしょうが、これで私にも店内の様子、
二人の姿がはっきりと見えるようになりました。そして、私の目に予想しない衝撃的なものが
飛び込んできたのです。それは、妻を背後から犯す店主の背中全体にくっきりと浮かび上がる
刺青でした。これだけで、この男がどのような人生を歩んできたのかが想像できました。今、
目の前の妻と店主のSEXが、まるでヤクザと情婦の生々しい情交を見ているような錯覚に
襲われました。男に背後から挑まれ、歓喜の声をあげる妻の姿は、妻としての、そして母親
としての自分の立場を完全に忘れ去り、ひたすら官能に溺れる淫らな女以外の何者でもありません
でした。「いつから、どうしてこんな関係になってしまったのか」・・・愛する妻の変わり果てた
姿を目の前にして、とにかく信じられないという思いと、あの清楚でかわいい妻が、まるで別の
世界に連れていかれてしまったように感じました。
※元投稿はこちら >>