妻が希望していたのは事務系の仕事でしたが、この不況の時代、条件にあう適当なパート先は、
見当たりませんでした。数日間、探し回った末、結局、妻が働くことになったのは、隣町にある
小さな食堂だったんです。昼間は地元のサラリーマン相手の定食屋、夕方からは飲み屋という
飲食店でした。50歳前後の店主が経営する店で、つい最近までは奥さんと二人でやっていたそう
ですが、半年ほど前に奥さんを病気で亡くしてからは、昼間は店主が一人で切り盛りしていた
そうです。妻は朝9時に店に行き、まず前日の洗い物をしてから、店出しの準備、昼どきは店員
として働いて、最後に洗い物をして帰るという勤務でした。妻は月~金曜日の毎日、自転車に
乗って朝から店に行き、午後4時頃買い物をして帰宅するという生活になりました。その店は、
夜は別の若い子を数人雇っていたようです。
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