「それで、月曜日はどうしたんだ?」
妻の口から語られた月曜日の話は、さらに衝撃的な内容でした。私が出勤した後、
妻は重い足取りで店に出向いたそうです。店では店主が待っていて、店主と妻は店の
テーブルで向かい合って話し始めました。最初、店主は穏やかな物腰で一昨日のことを
謝ってきたそうです。そこで妻が勇気を振り絞って、店を辞めたいと切り出すと、
途端に店主の表情が一変しました。
「おい・・・昨日のこと・・・お前の亭主にバラそうか!」
「・・・」
「昔、俺はある組にいた・・・お前も俺の背中の刺青みただろう・・・俺を本気で怒らせ
たら・・・どうなるか ・・・しらんぞ!・・・お前・・・家族がどうなってもいいのか!!」
店中に響き渡る大きな声で店主は凄みました。これで、妻は平常心を失い、完全に動揺して
しまいました。とても店主の顔を見ることができなくなり、そのまま俯いてしまいました。
「なあ・・・俺は・・・お前のカラダが忘れられなくなっちまったんだ・・・お前だって、
昨日は・・・いきまくっていたじゃないか・・・良かっただろう?」
「・・・」
「よし、わかった・・・もう一度だけお前を抱けたら・・・もう、お前さんには、2度とつき
まとわない・ ・・店を辞めてもいい・・・」
「・・・」
ますます、妻の頭は混乱してしまいました。今日だけがまんすれば、自由になれる・・・店主の
甘い言葉に心が揺さぶられました。とにかく、妻は一刻も早く、この場から逃れたい・・・そう
思っていたのです。返事に詰まった妻の迷いを見透かしたように、店主は妻の手を強引に掴むと、
そのまま二階に連れていきました。
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