その日、結局、妻を連れて帰らず、一人で帰宅した私は、先ほどみた衝撃的な光景を思い出し情けないことに、
自慰をしてしまいました。そして、妻が帰宅したのは、午後5時ちかくのことでした。私は最初、妻の顔をまともに
みることが出来ませんでした。震えるカラダを必死に抑えながら声をかけました。
「今日はずいぶん遅かったじゃないか・・・」
「ええ・・・ごめんなさい・・・お店で雨が小降りになるのを待たせてもらっていたので・・・でも結局、
止まなかったので自転車は置いてきちゃった・・・シャワー浴びたら、すぐに夕ご飯つくるわね・・・」
そう言うと、妻はバスルームへと直行しました。雨に濡れたことより、店主との情交の痕跡をすぐに消し去るつもり
なのでしょう。私は、妻がバスルームに入ったことを確認すると、妻に気づかれぬように、そっと脱衣所に足を運びました。
そして、洗濯機を覗き込むと、そこには、たった今、脱いだばかりの妻の下着が入っていました。私は手を伸ばすと、
薄ピンク色の妻のパンティを摑み出しました。そしてそっと裏返すと、案の定、そこには店主が妻の体内に放った白い粘液が
べっとりとこびりついていました。一瞬、青臭い匂いが周囲に漂ったように感じます。再び、私の脳裏には、あの卑猥な光景が
浮かびました。私は、下着を洗濯機に戻すと、妻が出てくるのをリビングで待ちました。その日の夜、子供たちが寝静まってから、
私は、思い切って今日のことを妻に問いただしました。私が、目撃したことを知った妻は、錯乱したかのように大声で泣き出し
ました。10分以上、泣き続けた妻は、そのままキッチンのテーブルに伏せた状態で、いつまでも顔を上げようとしませんでした。
「おい、いつまで、そんなことしているんだ!」
業を煮やした私は、語調を強めて言いました。
「お前が、そんな態度をとるのなら、俺たちはもう終わりだな・・・」
すると、ようやく妻は顔を上げました。しかし、依然として口はかたく閉ざしたままです。二人の間に、
重い沈黙の時間が流れました。
「おい、いい加減、なんか言ったらどうだ!」
「・・・ゴメンナサイ・・・」
かすかな声がしました。
「ごめんなさい・・・ただ、それだけか!」
「・・・ゴメンナサイ・・・」
「いつからだ!・・・いつから、店主とあんな関係になったんだ!」
再び、妻は泣き出しました。
「いくら泣いたってダメだ・・・お前にすまないという気持ちがあるのなら、すべて、ここで正直に話せ!・・・
もし、嘘を言ったり、隠したりしたら、即刻、この家を出て行ってもらう!・・・いいな!」
妻は、それから10分近く泣いていました。そして、ようやく妻が重い口を開き、これまでの経過を少しずつ話し始めたのは、
すでに時計の針が夜中の12時を少しまわった頃でした。
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