金曜日の午後、事前に所長に話しをしておいたので、藤沢様への訪問には手土産が用意されていた。
藤沢様のお宅は、隣の駅前の団地である。 できた当時は庶民の夢であった団地も、今は建物の外壁は薄汚れ、子供の騒ぐ声も聞こえず、午後の3時だというのに、この場所だけ異次元の世界に入ったみたいである。
藤沢様のお宅にお邪魔して、亡きご主人の仏壇に手土産の物を供える。
改めて、畳の部屋で挨拶を交わす。
すると「そんな 片っ苦しいことは やめましょ」と言いながら、分厚いアルバムをテーブルの上に置き、ページを捲る。
私の傍にぴったりと坐り込み「主人との 思い出の 写真です」と横から、息がかかるくらいの近い処で、藤沢さんは話される。
「見て見て これなんか 貴方と そっくりよ」と指し示す。 次のページも次のページもそして次のページも「あっ やだー」と急にアルバムを、藤沢さんは閉じてしまった。
「なにが あったんですか」とそのページをめくると、若い時の藤沢さんの水着姿が大きく引き伸ばされていた。 瞬間的に、私は水着の股間部分に目が行った。
そこはプックリと膨らんでいて、良く見ると縦長の線が走っているみたいに見えた。
「藤沢さんは 今でも お綺麗ですが お若い時も 本当に お綺麗だったのですね」
「いえ そんなこと ありません」
「特にこの 水着姿 ミス日本 みたいですよ」と言うと、藤沢さんは股間の部分を手で隠してしまう。 その手をどけようとする私の手、そうはさせまいとする藤沢さんの手、それがもつれて二人ともたたみに倒れてしまった。
私の胸の上に藤沢さんが倒れ込み「あっ すみません」と藤沢さんは起き上がり、私もすぐに起きました。 しかし、私の胸の上に倒れた時の藤沢さんの胸の膨らみの感触が、身体全体が覚えてしまって「藤沢さん」と思わず抱き寄せてしまいました。
もう、お客の藤沢さんではありません。 女性として、抱き寄せ口と口を合わせ、片方の手で胸を掴んでしまいました。
「ああー 貴方ー」
私はもう一度、藤沢さんを畳に倒すと、藤沢さんの唇を奪いました。
長いキス、藤沢さんの手が私の背中に回ってきます。
私は、手でスカートの裾を剥ぎ、水着に写っていた股間に手を当てました。
「だめー」と藤沢さんは言いましたが、抵抗はなく指を割れ目に沿い、上下させます。
「だめよー 貴方 だめー もうだめー」藤沢さんの声は小さく細くなるばかりです。
上に着ている物を剥ごうとすると「ここでは ダメ 向こうで」と私の手を引いて、隣の部屋へ連れて行かれました。
そこには、驚くことに蒲団が敷かれてありました。
藤沢さんは「実は・・・・・」と、私が亡きご主人と似ている事、自分はもう先が見えているがもう一度女の歓びを味わいたい、それには貴方がぴったりだったので、今日こうしてお誘いしました。
と白状されました。 私もこの前会った喫茶店の尋常ではない目の輝きに何かを感じたと話すと、それこそ藤沢さんは私に飛びついてきて、私の上になり、私の唇を貪り食いついてきました。
私もスカートを腰まで捲りあげると、そこには履いている筈のパンツは無く、直接藤沢さんのプックリとした尻肉を掴んでしまいました。
こうなることを、藤沢さんは予定したのでしょうか。
そうなると、男と女、私は藤沢さんを下にして正上位で私の物を挿入、とは簡単には行きませんでした。 後で聞いた話しですが、5~6年男の物を入れていないので、すぐには無理でした。
私は自分の指を口の中に入れ、充分唾を付け、それを藤沢さんの秘所の入り口に当て、ゆっくりと円を描くようにまあるくまあるく奥へ奥へと進めました。 人差し指の根元まで入れ終わると、ゆっくりと抜きます。
その間も、何かに当たるのか「あっ」とか「いー」とかの声が漏れます。 声もそうですが、目を瞑ったままの顔が左右に揺れ、腰も小さく上下します。 藤沢さんは感じてきたのでしょうか。
(つづく)
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