半年が過ぎた。
恵美は弁護士と打ち合わせをした。
「そんな事…嘘は罪になるんですよね?」と話すと、弁護士は「なりません。貴方と孝之さんとの二人だけの出来事は警察も裁判官も知りません。貴方の罪を軽くするためです。多少は過激になりますが。」と打ち合わせをした通りに話すように告げた。
裁判が始まる。
奈津美も傍聴した。
一部マスコミも傍聴している。
恵美が出廷し裁判が始まると、「こんにちわ」と輝美が隣に座る。
お腹はかなり大きい
裁判が始まる。
検察の質問に恵美は全てはいと答え罪を認める。
殺意についての争点 突発的か計画的か…
検察は、誘い出した時点で恵美側に殺意があったと見ている。
以前に孝之が別れようとしたことで、逆恨みでは…
弁護が始まると場内はその内容に何度もざわつく事に…
弁護士た孝之とのきっかけを聞いた。
恵美は「その日私は買い物をしていました。そうしたら彼が声を掛けてきました」と。
「どんな?」と弁護士と話すと「洗剤がどっちがいいか?と」話す。
「アドバイスしたんですね?」と聞かれ恵美は頷く。
「その後は」と聞かれ恵美は「暇で一人で食事するのも寂しいから一緒に食べて欲しい」と話すと「貴方はついていった?」と聞かれ恵美は頷く。
「お食事した後は…」と聞かれ恵美は「少しだけドライブに行きませんか?と言われました。」と答えた。
「主婦なのに軽率じゃないですか?」と聞かれ「はい…ですが若くてタイプでしたから」と答えた。
そして、ドライブに行き二時間ほどした時に孝之がホテルに連れ込んだと話した。
ざわつくと裁判官が静粛に注意した。
「拒否しなかったんですか?」と話すと恵美は「最初はそんなつもりないと話しました。」と話すと「じゃあ何故関係したんですか?」と弁護士としては異例のキツい質問。作戦だ。
「誉められて…つい…」と恵美は話すと「どういう」と弁護士は話す。
「はだが白くて綺麗って…脚も綺麗でモデル見たいと」話すと「なるほど、年下の子に誉められて?」と話すと「つい…」と恵美は話した。
「どうだったんですか?」と弁護士が話すと検察が異議を唱えて本件とは関係がないと話すと弁護士は「動機の有無を確認する上ではきっかけも大事です」と話し裁判官が続けるよう話す。
少し黙り混む恵美は「一言で言えばタフでした。一度だけでは終わらず…」と話すと検察が「何回?」と話すと検察が異議を唱えて却下された。
そして、続いた理由については「孝之くんが褒め称えてくれて…私も久しぶりで…」と話した。
「段々貴方がハマってしまった?」と聞かれ恵美は頷く。
「受身になってしまったんですね?」と聞かれ恵美は頷いた。
「彼に、脚が綺麗だからスカートをはいて欲しいと言われ毎回スカートをはいて行きました。」と言われざわつくと裁判官が静粛にと注意した。
「彼は、いつも脚を丁寧に舐めてくれて誉めて暮れました」と恵美は話した。
「貴方は要求に答えていったんですか?他にありましたか?」と弁護士に言われ黙り込むと「彼はSみたいで…何回か手首を縛られてレイプみたいな…」と話すとざわつく法廷。
検察が異議を唱えて弁護士は「彼女が全てを話してからでも良いではないですか?赤裸々に隠したい事も、話してくれてます。」と話すと裁判官が却下して続く。
「具体的には?」と話すと「ホテルにそういった道具があり、したいと言われました。そしてあたしの手首を縛ると彼は服をまくりあげ、胸にむさぼりついて、スカートをまくりあげパンティを脱がして…私はちょっと嫌でしたが凄い興奮をしてて…生でされて避妊してないので焦りましたから中はダメと必死で伝えました。」
「彼は中に出したんですか?」と弁護士が話すと検察は頭を抱えて呆れていた。
「いや、彼は私の顔に掛けました。そして私の口に含ませ舐めるように言われ…」と言うとざわめきたった。
「嫌な気持ちはあったんですよね?止めなかったんですか?」と弁護士は話すと「終わった後は優しくて…丁寧に拭いてくれたり…旦那は浮気されてからはほとんどなく…つい」と恵美は話した。
他には?と弁護士に促され、
恵美は、フェラチオで精子を飲んで欲しいと言われた話し、痴女の様に攻めるように言われた事や、ホテルのコスチュームで、ナースや浴衣やoLになったりしたと話した。
失笑が起こる法廷。
弁護士は事件の夜の話を聞いてきた。
「あの日に私はちょっと夫と前日に喧嘩し、…私は忘れたくて孝之くんを誘いました。迎えに行きホテルに入り、…私は喧嘩した話を話しました。」と弁護士は「彼は?」と聞かれ黙って一時間も聞いてくれたと話した。
「そして、セックスしたんですね?」と話すと「普通に?」と弁護士は笑いながら続けて聞いた。
「はい、彼は変態と言うか、そういったのは無くて…私は身を任せました。優しくて丁寧で」と話すと弁護士は「行為をしたんですか?」と話すと恵美は頷く。
「それならば殺害することは無かったんでは無いですか?」と話すと恵美は「そうですが…」と詰まる恵美。
「何か?」と話すと恵美は「彼はイク時に、恵美さんに出したい!と話しました。」と答えた。
「中に?」と聞かれ頷くと「私はそれだけは絶対に拒否したんですが…」と話すと弁護士は「彼はそのまま…」と話すと恵美は「はい、彼はそのまま果てました。」と話した。
「なるほど…」弁護士は話すと恵美は「お風呂で洗い流してたんです。妊娠したら不味いと!そしたら彼がお風呂場に…」と話すと「その…ベットに抱えられて連れていかれ再び…」
弁護士は「抵抗は?」と聞かれ恵美は「お互い困るから、着けてと話したんですが…」と話すと弁護士は「そのまま…ですか」と話すと恵美は下を向いた。
それが殺意に繋がったんですか?と弁護士が聞いた。
恵美は「いいえ…再びシャワーを浴びてベットに向かったら彼からもう会わないと言われました。」と話すとざわつく法廷。
「酷いですね?」と弁護士は話すと恵美は泣き出し「彼は、私に出して起きながら妊娠したら面倒だから会わないって…ウッ…ウッ…」と泣きじゃくる恵美。
「正直に話してくれてありがとうございます。私は皆さんに話したいことは、この恵美さんが人妻でありながら不貞を繰り返し、殺害したことは罪だと思います。ですが、被害者が要求した数々の過激な行為も我慢してた恵美さんが、身勝手に中に出され、被害者が面倒だと切り捨てようとした行為にも問題があると思います。弱味につけこみそして面倒だとわかると恵美さんを捨てようとした。恵美さんを玩具にした被害者にも問題があると思います。」と終わらせた。
検察が質問をしたが、端をつつくようなレベルだった。
恵美は正直に答えた。
閉廷するとざわつく法廷。マスコミは記事にしようと走り出す。
奈津美は身重な輝美を支え、近くの喫茶室に入った。
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