奈津美は中に入ると刑事が調書を取り始めた。
「貴方は容疑者と面識がありましたね?」と言う話から徐々に話が核心に向かいだす。
「奈津美さん、貴方と被害者が肉体関係になったのはいつからですか?」と話すと奈津美はおおよその季節を話す。
「なるほど、それでは容疑者と被害者が肉体関係にあったことはご存じですか?」と聞かれ知りませんでしたと話した。
「友人通しで?」としつこく聞かれ知りませんでしたと話した。
わかりましたと答えた。
「では伺います?須玉輝美さんはご存じですか?」と聞かれ「恵美が食事に誘い2度ほど…」と話した。
「彼女も同様に孝之さんとは不倫していた事は?」と聞かれ絶句した。
「何かの間違いでは…」と話すと「輝美さんも関係があったんですよ」と言われ言葉が無かった。
署を出る奈津美はとぼとぼと帰宅した。
孝之の明らかになった事実に奈津美はショックだった。
でも最後になった温泉での情交は想いが伝わって…それも遊び…奈津美は苛立ちを覚えたが孝之はもう居ない。
テレビ局が報道するのをただ日々傍観した。
※元投稿はこちら >>